人気ブログランキング | 話題のタグを見る

LHM in PDF

 というわけで(違う)写研の 本欄明朝 本蘭明朝 らしきものがエンベッド(埋め込み)されたPDFファイルを開いている最中です。
 無理矢理Illustratorで読み込んでやると、
「書類○○には再解釈されたPDFオブジェクトが含まれています」(Google検索参照)となむ。
 あと、所在不明の和文フォントは代用されますとか云々。
 そのうえ、文字が無し。画像は出ました。

 Acrobat(4。5とかは別のマシンにしかなし)でEPS書き出しをして、それを放り込むと
pdf-JKBLEM+MNAG_Main:
所在不明のフォントは、初期設定のフォントで代用されます。

 といったアラートが多数。
 文字パレットに「pdf JKBLEM+LHM」という書体名が出ますが表示はMS ゴシックですね。ふむ。
 あとルビの部分が消滅してたり。(一文字ずつ分解されている気配。詰めのせい?)

 シャケンPDFを再利用しようとするとバチがあたるわけですか。
 もとの印刷会社さんに組版もSingisでお願いするのが手間が少ないなぁとなむ考えたり、しかしコストとか云々。

 LHMって本蘭明朝Lでしたっけ。
 PDFのままだと、ちゃんと表示されているのでした。画像参照。なむとなむ。
LHM in PDF_b0062477_1324067.jpg



 ちなみにこの画像は、切り貼りしてあります。
 よく分かりませんが、カドの立ってる(?)あたりが写植っぽい感じなのかなぁと思ったりします。光学的な問題解決ソリューション。平成明朝とかの課された問題とは別なわけですね。

 プロパティを覗いてみますと、PDFのバージョンは「1.4(Acrobat5.x)」で、PDF変換の欄は「SHA-KEN S-RIP V0 1D02」となむ。
 埋め込まれたフォントは
EGAKL_Main(埋め込みサブセット)
種類:Type1(CID)
エンコーディング:Identity-H
とか書いてあります。
↓こんな感じに。
LHM in PDF_b0062477_1325439.jpg

 CフォントはCID扱いなわけですか。
 内部的にはどうなってるんでしょう。(僕には知ってもなんともなりませんが……)



(2005.06.20訂正)1行目の「本欄明朝」→「本蘭明朝」
by fezn | 2005-05-25 13:05 | Typeface


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


by fezn

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新の記事

そろそろBlog再開しますかね
at 2015-01-31 04:32
ようこそFeZn/Bookm..
at 2014-12-31 23:59
スクープ! QWERTY俗説..
at 2013-06-20 01:56
更新してなかった月日に関する諸々
at 2013-06-16 13:24
「文字とコンピュータ」第一回..
at 2011-10-20 15:28
なんとなく作業用メモ……その..
at 2011-07-27 19:35
私家版・「様々な訓読み」(2..
at 2011-07-25 05:43
常用漢字表・付表=熟字訓(2..
at 2011-07-25 04:14
可動SPICA募集中(亮月製..
at 2010-10-08 20:56
(記事移転)「和文フォントの..
at 2010-09-18 21:22
(記事移転)先にアリガトウと..
at 2010-09-18 21:06
(記事移転)Excel で重..
at 2010-09-18 21:01
(記事移転)【memo】DT..
at 2010-09-18 20:57
(記事移転)『「成り立ち」「..
at 2010-09-18 20:47
(記事移転)グリフ主義そして疑問
at 2010-09-18 20:30

カテゴリ

全体
Bookmark
Typeface
DTP
EDICOLOR
Script
Source
Stationary
Wandering
Books
TIBF
未分類

検索

ライフログ


古代史の謎は「海路」で解ける (PHP新書) [PR]


[図解]偏差値41から東大に合格した人の「記憶術」「読書術」「時間術」 [PR]


[図解]武士道 逆境に負けない不屈の精神、何事にも動じない心を鍛える [PR]


[証言録]海軍反省会 7 [PR]


文字の組み方―組版/見てわかる新常識 [PR]


文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで [PR]


欧文組版 組版の基礎とマナー (タイポグラフィの基本BOOK) [PR]


日本語組版の考え方 [PR]


文字をつくる―9人の書体デザイナー [PR]


欧文書体 2 定番書体と演出法 (タイポグラフィの基本BOOK) [PR]


欧文書体―その背景と使い方 [PR]


シーリングワックスの本―基本の使い方からアレンジ法まで [PR]


文字のデザイン・書体のフシギ 神戸芸術工科大学レクチャーブックス…2 [PR]


アイデアのつくり方 [PR]


印刷史/タイポグラフィの視軸―府川充男電子聚珍版 [PR]


フォントブック[和文基本書体編] (+DESIGNING) (+DESIGNING) [PR]


「印刷雑誌」とその時代―実況・印刷の近現代史 [PR]

最新のトラックバック

以前の記事

2015年 01月
2014年 12月
2013年 06月
2011年 10月
2011年 07月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 07月
2007年 04月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月

Anchor

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧