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テレビと雑誌で文字に縁があったり、個紋と21世紀的世界観を空想してみたり。

というわけで御無沙汰してしまったりしている鉄と亜鉛ですこんばんは。このエントリ書いてるのは昼間なんですがとりあえず気分は夜。
(全Weblogあわせると、7日に7本ぐらい書いてるような気がしますよ昨今。武道のほうのアレに注力中ですが。)

8月21日(げつようび)はフォントの日でした。
というほどのことでもないんですが、
確かこの日のWBSで「JTCウイン」が出てきましたし。
WBSってWork Breakdown StructureじゃなくてWorld Business Satelliteのほうで。
ワールドビジネスサテライト
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/


で、この書体を作った方が登場。
思わず「おー『じゅん』のミヤケヒロフミ氏か!?」と叫んだもののヒロフミって誰よ。(自主ツッコミ)
三宅康文氏、でござりますな。

和文フォント大図鑑 [ニィス/JTCウイン]
http://ohkadesign.cool.ne.jp/wabunfont/nis/jtcwin.html


JTCウイン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/JTC%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3


三宅康文 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e4%b8%89%e5%ae%85%e5%ba%b7%e6%96%87


どどん、と画面に出てきたのは、Z10。(確かこれだったと思いまふ。)
本人のセリフで「最高傑作」とか仰っていたようないないような。
直線によってのみ作り出される空間と構造と世界。
なにぶん仮眠から目覚めた瞬間だったのでいまいち不鮮明ですが。
それから、書体設計を「他の人とはまったく違う世界に関われるから楽しい」というようなことを仰っていた……と思うのですが、不鮮明。どなたかご教示くだされれば幸い。(字幕と台詞の中身は若干ニュアンスが異なっていた気がします。)

この日は、家紋ならぬ「個紋」のデザインとかの話とかもありました。デザイン関連の特集だったとおぼしき。
名刺に個紋を入れるってぇのはいいですね。
僕の描く未来像では、最終的にそれがQRコードetc.と融合していくことになっています(断定)。
日本の家紋はヨウロッパの紋章と違って融合したり派生したりしないですものねぇ。(しないわけじゃあなかったと思いますが、あんなふうにはならないという意味で。)
個人が、己の拠って立つところの職業であるとか信条であるとか、あるいは正確などの要素を、個の紋の中に込めることは、なかなかに面白いことだと思います。でも僕は、できたらそれがもっと広がりを持ったらなぁと思うわけで。
西洋中世の騎士のごとく、盾を四分していろんな要素を入れたりする形だと、「その個人」だけでなく「受け継いできた家系の歴史」を反映できるから良いと思うのですがー。

って、だからそれは、そういう歴史の継承の元にしか成立し得ず、そして読み解く側に夫々の家系の歴史の前提知識があってはじめて機能するものではあるのですが(そういや戦場には戦況把握&論功行賞のために判読専門の紋章官が随行したとか)。
……そしてそのゆえにこそ、僕はその代替を「あいてぃー」が担い得るのではあるまいかと妄想し、QRコードの類とそれらが融合した未来を夢想するわけです。
携帯電話をかざして撮影するような大仰なかたちではなく、自然な操作で行える時代はきっと来ます。メガネのツルに超小型カメラを仕込んでレンズ面に情報を出力するとか。(裸眼生活者はどないするんじゃ。)


さて、話を書体とかのところに戻しませう。
しかしこの数日ろくな生活をしていないので、ひょっとしたらWBSのこの話は、21日ではなかったかもしれません。うげ。
で、それとは全く別のような関連あるような(タームとシームとスポンサーシップで)メディア。
NBonlineプレミアム:日経ビジネス [2006年08月21日号]
http://business.nikkeibp.co.jp/article/premium/20060817/108166/


リムコーポレーションの、携帯電話用フォント開発の話が載っていて興味深そう。
「小さなトップランナー」という企画のひとつ、のようで。
……持ってるんですがまだ読めていません。

リムコーポレーションというと以前書いたエントリに出てきました。
FeZn/Bookmark : LCフォントと分合活字と当用漢字表。検証はできなかったわけで。
http://fezn.exblog.jp/1632138


読んでみて、面白かったらまた何か書くかもしれません。

というわけで8月21日は僕が勝手に制定するところのフォントの日だったのですが、日経ビジネスは実際のところ8月21日より前に読者の手元に届くので一瞬で却下。

そういや僕は過去の一時期、友人達とレジャーで雪滑り(スキーとも言ふ)に出かける際に、暇つぶしに日経ビジネスを持って行くような高校生だったのですよ何故だか。いまは時間が無いせいもあって稀にしか読みませんが、表紙が結構イケてると思うのですよ(表紙かよ!)。いや中身も。
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by fezn | 2006-08-24 12:54 | Typeface

“マゼンダ”でぜんぜん大丈夫。(いや駄目か。)

さて久方に少々ハイテンション。でも大丈夫。
(ハイテンションなのは、例によって諸般の事情とか、あるのでした。)
「全然大丈夫」という言い方は間違っているとは言いつつも昔むかしの活字の本に出てくるとか来ないとか。明治の文豪(ワープロ専用機ではなくて)の本とか。
『全然~ない』をいぢめる
http://www.geocities.com/CollegePark/Lab/5888/monqouen/zenzen.html?200631

マリオットの盲点: 全然大丈夫
http://assam226.tea-nifty.com/mariotte/2006/07/post_4a43.html

日本語調査 「全然大丈夫!」という言い方は変じゃない?
http://nhg.pro.tok2.com/reserch/reserch1-28.htm

ぼくのWeblog : くしゃみは全然オッケー
http://dancex2.cocolog-nifty.com/weblog/2006/02/post_1089.html

僕自身はと言えば基本的にはこの表現は使わないのですが、仮に「昔はOKでも今は駄目なんじゃ」と(いささか無茶な)否定する見解に立ってみたところで、これはきっと「問題あるか」的な問いを受けたときに応ずる「全然(問題ない)。大丈夫」という2つの文が結合したものでもあろうと想像する今日この頃、いかがお過ごしですか。

本題はまったく関係ないのですが、マゼンタの話。CMYKのM版。僕のところの仕事ですと、かなりの頻度で使われていたり。K版とM版で作って、M版は実際には赤系統の特色で刷るわけで。
んー。せっかく特色で管理する機能をDTPソフトが備えていても、なぜかM版で作って脳内補正するワークフロー。なぜ?

ま、そのあたりの事情に起因する印刷事故とか、先日もありましたし。
げふぅ。
最初、特色で作ったデータをマゼンタに置き換えていたせいで、換え残しのアイテム9個だけ、K版でもM版でもない謎の版になってしまい、製版段階で“捨て”られてしまったとの由。でも別の方法を使うと、うまいことM版に統合されるそうで、そのあたり印刷機というモノをよく分かっていない鉄と亜鉛は「途中で色を換えるのは怖いようシクシク」となむ。

マゼンタ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/マゼンタ

Wikipediaにある通り、Mは「magenta」のMなので「d」ではなくて「t」です間違いなく。

EDICOLOR6.0のスクリーンショットを掲載。カラーパレットを開いたところ。
b0062477_1311745.jpg

ほら。本式のDTPアプリはきちんと「マゼンタ」になってるわけです。

これは「ダ」の人が多そうだと思いますゆえに、そこは早速Google検索結果で調べてみたりするのが当然という風潮の昨今、さらに新しいものを求めると、それを単一のリンクで表現できる「Google多数決」という面白いサービスが出来ていたので、そこを使って聞いてみました。
Google多数決
http://aql.osx.cc/GoogleMajority/?word=マゼンタ/マゼンダ/マジェンタ/マジェンダ


負けてないぞ「マゼンダ」!
それほどは。

ま、ギョーカイの人もカナリの確率で「まぜんだ」と言ってるような気がしますし。
きっと「混ぜんだ」と言ってるのと混ざってるんですよ。インキを混ぜんだ。

ところで数年前の僕において100%、昨今の僕においても40%ぐらいの確率で「d」で発音していることは秘密だ!
そして残り60ポのうち半分くらいは「マジェンタ」と発音していることも秘密。


と、書く文章にしてもそう言えば「くらい」と「ぐらい」の表記揺れをしていますね。

表記揺れと言えば、なんだかEDICOLORのメニュウにも表記揺れがあったような記憶がしたりして探してみますと、
……あ。これですね。印刷のダイアログの4色分版モウド。
これを使うと、M&Kで作らないと行けない図版がCMYKになっているものとかが発見できて素敵。しかし紙が無駄に消費されてしまうという問題もあり。
b0062477_133237.jpg

Windows版EDICOLOR6.0のスクリーンショット。
b0062477_1333135.jpg

………あれ?
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by fezn | 2006-08-01 23:25 | DTP


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


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