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ふたたび日本脱出

唐突ですが、日本を脱出します。
(ヤバいことをしたわけではありません。)
明日のいまごろは、また中国に居ることでせう。
大陸で組版とか入力とか看板とか見てくるのです。たぶん。

よって、調査依頼受付中。


……が、次にWebにアクセスできるのは帰国後のような気がするので、あんまり意味がありません。



(2006.04.07.追記)
聞く気がないのに聞く振りをしているのは明らかにバレたようで。
(そういう問題ですらない)
なのでコメント欄は閉じておきます。
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by fezn | 2006-03-29 21:46 | Wandering

文字を巡る外書演習(その1)

(3/27に書いて、3/29に公開モウドした文章)

昨今、必要と趣味の両面の理由から、英文を以前より読む羽目になっている鉄と亜鉛。しかし半分が趣味でありますゆえにか、わりあいサクサクと読めている気がする文書群。
いや実際のところコンピュータ用語や欧文書体関連の用語というのは英語ベースで記憶していたりするので分かりやすいというだけの話なのですが。

(昨今思いました。ツッコミどころを残しておくほうが、その先につながるってことを。エントリを書くに際して。
……が、僕がこの分野で書く勉強ログは、放っておいてもツッコミどころだらけなので、そんなことは不必要だと思いますがー。)


というわけで外書演習。打つと害書演習と変換されて憂鬱。外国語文書、の略なんですかねこれは。法学部とかだとフランス語の文献を読まされるそうですが、人類学の授業だとそういうことは少なくて英語になるのではないかと経験&類推。
で、文字関連の英文を読み解こうというこのシリーズ。
飽きたら終了します。
というかもともと解説できる能力なんぞ無いので、ただ自分が読んだログに過ぎないのですが。


「fonthaus」サイト内のコラム集。
x-height: FontHaus' Online Magazine
http://www.fonthaus.com/xheight/

まずはこいつから読んでいきませう。
数式関連の単語に見慣れないものが混ざっていますが、スペースアルクのサイトにあるオンライン版の英辞郎でOK。


x-height: FontHaus' Online Magazine : OpenType
http://www.fonthaus.com/xheight/opentype.cfm

ひとつ目。
OpenTypeフォントのプロパガンダ的内容の文書です。
以上!

…………それでは身も蓋もないので、もう少し。
日本語環境では、たくさんの漢字を扱えることが宣伝されるOpenTypeフォント。
英語なんざ256字あれば充分ぢゃ!
って言えるうちは未熟なのです多分。
(「言えるうち」もしくは「言えてしまううち」)
欧文組版でも拡張された文字セットは重要らしく、それが文中でかなり強調されています。多分。
アラビア数字にしても「オールドスタイル数字」とか使いたかったり、リガチャ(合字)とか必要ですし。あと「オルタネート文字」とか。

ま、それ以外の書いてあることとか、利点の列挙される順番とかも、日本語フォントのOpenTypeのプロパガンダと似たようなもんです。
……たぶん。
「後方互換性OKで、Win&Mac両方OKで、字数が多くて、フルに使うには対応アプリが必要で、異体字切り換え機能が充実してる。」

小林章『欧文書体』と日本のOpenTypeプロパガンダを読んでおけば、だいたい意味は取れる(た)んぢゃないかと想像。

で、余所に飛んで。
その小林章氏の英文インタビューがあるので見てみませう。

PingMag - The Tokyo-based magazine about "Design and Making Things" ? Archive ? Akira Kobayashi: transcending typo boundaries
http://www.pingmag.jp/2006/03/24/akira-kobayashi-transcending-typographic-boundaries/


……面倒なので日本語版に行きますかね。


PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン Archive 小林 章:タイポグラフィーの境界を超えて
http://www.pingmag.jp/J/2006/03/24/akira-kobayashi-transcending-typographic-boundaries/


でもこちらは訳語が変。
ハーマンとか。
type foundry→活字鋳造所(確かに辞書的には間違いではないけれど)とか。
活字面ってのは違和感も感じるし。

というわけで読み比べると、まるで「対訳つき教材」!
……普通は正しい訳で勉強するわけですかね。
ま、むしろ逆にその齟齬の中から正しい意味と語の拾い方を習得していけるのぢゃあないかな、と妄想。


Fonthausのサイトに戻ります。

x-height: FontHaus' Online Magazine : The QWERTY Keyboard
http://www.fonthaus.com/xheight/qwerty.cfm


QWERTYキィボードについて。
内容は……
TrackBack受け付けてていたら、間違いなく安岡先生が砲撃してそうな雰囲気の。
(http://slashdot.jp/journal.pl?op=display&uid=21275&id=301838参照)

……次に行きます。
(だんだん飽きてきたらしい。)

x-height: FontHaus' Online Magazine : You Say Bodoni...
http://www.fonthaus.com/xheight/bodoni.cfm

Beatlesの曲のパスティーシュでしょうか、このタイトル。

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by fezn | 2006-03-28 23:59 | Typeface

アジアンテイスト欧文フォント

はてなブックマークのFeZn/Sinfoniaのほうで3/15にクリップしていた話題。
dafont.comの
Foreign look > Chinese, Jpn | dafont.com
http://www.dafont.com/theme.php?cat=201

なるページには、(たぶん)ヨウロッパとかの人が考える「アジアンテイストな書体(ラテンアルファベット)」が並んでいて面白いのであります。
まあ「えー。」と思うのようなものとかも多いのは事実ですが、むしろその中にこそ面白さを見いだすのです僕などは。
……僕が、というよりは実際のところ、これは現代に広く見られる心の動きなのではあるまいかと思います。特殊な楽しみ方、をするわけですね。←実はこの話題はBlockBlogに続く。
こういうのはウォッチ心というのに通じるのでしょうか。

ヨウロッパの方々は 亜細亜=木と竹の邦 だと思っているらしく(←根拠なし)、竹のイメージが頻出している気がします。あとは墨書っぽさとか、でしょうか。

それらの中でも特徴的なものの一つは、例えばこれ。
Lightmorning Font | dafont.com
http://www.dafont.com/lightmorning.font


LightMorning!
明朝=ミンチャオがアカルイアサでLightMorning。ワザとでせうか、この命名。本気だったりしかねないのが恐い。『過労死』って名前のネットワーク管理ソフトとかあるみたいですし。

過労死に驚き、アランコックスに感動したLinuxWorld London - 欧州の視点 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
http://blogs.itmedia.co.jp/eu/2005/10/post_00fb.html


ワザとかマジかはさておき、明朝体エレメントのラテンアルファベットにおける解釈は鉄と亜鉛にとっても斬新。
が、ところどころModernRoman臭が強すぎるような気が。
それはつまり明朝体を書く筆との不整合。
&コンセプトを是としても個々のバランスの問題もあり、全体としては美しくないように感じてしまうわけで。


Konfuciuz Font | dafont.com
http://www.dafont.com/konfuciuz.font


続いては、簡体字の宋朝体のエレメントのラテンアルファベットにおける解釈(?)。
我々には漢字として読めてしまうわけですが。
「長」(の簡体字)がKに見えるのですKA。
Dは無理があるんぢゃないですか。
「爪」はMには見えませぬ。
お。Zは美しい気がしまふ。(あるいは、そうなり得る。)

……Uとかgとかは、有り得ない形状。筆の動きから言って有り得ないわけで。逆さにして良いならば、活版とか版下においてpはdを(そしてWはMを!)裏返して組めば良いことになってしまいます。(いや、本当にそれで良いのかもしれませんがー)
(筆の動き云々のモトネタの半分は小林章著『欧文書体』由来。あとは書道か。)

この書体、漢字のワカってる人が書き直したら楽しいことになりそうに思うのです。

倒字とか使ってる例として、逆にナイスと思ったのが次の例。

Tecnojap Font | dafont.com
http://www.dafont.com/tecnojap.font



カナでラテンアルファベット。
これって、the Matrix の縦書きマトリックス・コードと同じ背景から来ているのでしょうか?
グリーンの文字列。文字通り縦横無尽に半角カナ文字の羅列による縦書きプログラム。
聞いた話(劇場パンフかも)では、日本製音響系機器に隠された半角カナ(設定を変えたり壊したりすると出てきた?)を欧米のテクノ(?)とかの人達が面白がって愛用していたという背景があり、映画のMatrixのアレはその延長上にあるのだとか。

Kだけ変。漢数字の六?
いや恐らくは合字なのでしょう、ある意味では。
(「ト」もしくは文字罫か何かと「ハ」の。)

ある字が、裏返すことによって他の文字集合に属する字と類似してくるのは面白ぅ面白ぅ。
Eとヨが似ていることは小学生あるいはそれ以前の段階で、多くの日本語話者(学習者)も感じてはいると思います。
しかしタがAに見える(そっくりとは感じられぬにせよ)ことはなかなかありますまい。
おそらく、漢字・和字(かな/カナ)・アルファベットを混在させて日常的に使う日本人の視覚には、そのように映ることはナカナカないのではないかと思われます。(両方を認識できるから。)

見知らぬものに出会ったとき、幼な児を除いて、人は自らの見知っているものを脳内から検索して当て嵌めるわけで。
だからこそこのような……アジアンテイストの欧文フォントが生まれるのでしょうから。

でもホを180度回転させてWは無理が……。
いや、実際そのように見えているということで?



……ひょっとしたら、漢字テイスト欧文書体を大陸の人が見るのと、これらを日本人が見るのとでは全く意味が異なるのかもしれません。
二種類の失読症を生じうる脳の使い方(漢字と和字etc.で、異なる脳の部位を使っている)をしている民族には、そうでない「世界の見え方」を推し量るのは、ひょっとしたら出来ない相談、なのかもしれない。という妄想を抱いてみました。

はてさて。
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by fezn | 2006-03-27 22:58

和欧混植用Helvetica

FeZn/Bookmark : モリサワのG体と、スイスG体。(ちと違う)http://fezn.exblog.jp/4258673/
の、続き。
僕が「果たして見出しゴMB31の1byte欧文は、Helvetica Boldと同一人物(人ぢゃない)なのか」という疑問のもとに重ねてみたりしたHelveticaは、本来重ねてみるべきフォントデータぢゃあなかった、という結論の話。


先回エントリの画像をつらつらと眺め、つづいて『Helvetica Book』を開いてみたところ(最初に本を見てから書けよエントリ)、
「お? ひょっとしてMB31は(旧)Helveticaベースで、比較用に使ったTrueTypeフォントはNeueベースなのか?」となむ。
で、Neueは無いものの、当該書籍にある図版に倣って、重ねてみた次第。
ほぼ同じ順序で文字を並べています。
組版機に無くてもプリンタにあれば出力できるAFM万歳。
字詰めもできるし。
(Mac+PSフォント使えよ、というのは無しでお願いしまふ。)


まずは画像1枚目をご覧あれ。プリンタ出力をscanしているモノですが。
(いやーモリサワNewCIDとか、PostScript欧文のHelveticaフォントが手元のWindows機に有りませんので。)
b0062477_0172656.jpg

見出しゴMB31:スミフチ、シロヌキ と、
スミアミ50%の Helvetica Bold(某社特製、調整済)
見事にズレています。大文字のアイのせいで。あと、等号(某社特製は、異様に長い)。
が、それだけではありませんね。
この図だと(アイから先がズレていることもあって)分かりづらいですが、大文字C、G、O、Qなどの丸い文字とかに、違いが見られます。


続いて、AFM指定してPostScriptプリンタから出した、PostScript欧文35書体のうちのHelvetica Bold。たしか正式には「B Helvetica Bold」だと思います。
これはAdobeのバージョンなのでしたっけ。
それかを、さきほどの特製 Helvetica Bold と重ねてみた次第。
これもおなじくズレています。
ばっちりズレています。なんだかズレ方が1番目とほとんど同じような……

で、モリサワ見出しゴMB31と、
PostScript欧文35のHelvetica Bold
を、重ねてみました。
おお。ほとんどの文字が、まったく同じ。(ルーペで確認)
ただ記号類に若干の違いがあり、ことにチルダの違いによって大きくズレが生じています。

また、末尾は「ポンド記号」「ユーロ記号」をEDICOLORの便利ソフト「1ByteClip」(MacだとOption打鍵で済むから要らない筈……これについては後日詳述)を使って挿入したものの、
・見出しゴMB31の1byteでは、ポンド記号が「カギカッコの受け」になり、ユーロ記号は出ない。
・PostScript欧文基本35書体のHelveticaでは、ポンド記号は出るがユーロ記号は「ウムラウトA」になる。……という模様です。
ユーロが正しく出ているプリントアウトが無いので「本当にそんな記号入れたっけ?」一瞬不安になりますが、画面表示に使われていたWindowsTTフォント(Helveticaに近似の書体が表示されましたが、「G」の形状からして、たぶんArial)では、ユーロ記号は出ていました。WindowsXP標準搭載のArialだと思います。

ウムラウトについては
ウムラウト - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウムラウト
 を参照。

b0062477_0173734.jpg

で、改めて、見出しゴMB31と、TrueTypeのHelveticaを重ねてみました。
デカデカと。

まずは「I」。大文字のアイ。
小文字のエルと判別しやすいように上下端にセリフつき。また小文字のディセンダ(ベースラインより下に伸びる部分)はことごとく短くなっています。
ディセンダが短いのは、おそらく和欧混植を前提にしているからだと思います。
パーレンなどの記号類も、和文に合う形状&ベースラインにしているのではないかと。
(欧文書体の丸パーレンは、往々にして和文・和欧混植文の中では低すぎるようですし。)
パーレンが長いのは、数式を見せるためでしょうおそらく。(すくなくとも和文メインの本で)数式のためのパーレンは、長いものが必要です。(この会社の来歴からしても。)ただ、マイナスが短いままなのが気になりますが。
そしてシングル、ダブルクォートが、いわゆる「dumb quote(でしたっけ)」ではないのですね。PostScript版のほうと違って。


そのほかいろいろと、既述の通りC・G・O・Qなどは異なった曲線を持ち、小文字も曲線や字送り(?)の違いが見られる……わけですが、はてさて。どういう哲学がこの背景にあるのかは、未だ分からずなのでした。

書体名の右に、なにやらモザイクタイルで処理した領域がありますが、ここにはフォント名を入れていた次第。書くとワカる人にはワカるかもしれないので、わざとらしく隠してみます。
とはいえ、日本語の本を作っている某社が、自社出版物で使うために特別に調整したTrueTypeフォントであることは間違いないのです。通常のHelveticaではなく、この〓〓〓〓〓(←伏せ字)を使うよう指示があったりしたようですし。
そうすると、この会社のオリジナルの和文書体に適合するような調整がなされているのかもしれません。……和文フォントは手元(PC、プリンタとも)には無いのです。残念。

で、この某社専用Helvetica。大文字のアイが異なったり諸々で、しかし数字の1や5の形状からしてNeueの影響を受けたりしてるのかなあ、と思ったりしたわけですが、はてさて。

とりあえずCID版のMB31の1byteは、Adobeの(?)Helveticaと(ほとんど)同一人物ってことで。(←だから人ぢゃないって。)

Helveticaに関するFeZnのClipは
はてなブックマーク - FeZn/Sinfonia / Helvetica
http://b.hatena.ne.jp/FeZn/Helvetica/
に、あります。たぶん。
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by fezn | 2006-03-21 00:36 | Typeface

中国語SPAMの話の続き。

というわけで(?)前回のエントリ
FeZn/Bookmark : 中国からの招待状。の、天。
http://fezn.exblog.jp/4276766/

の、続き。SPAMメイルに使われている画像中で目についたロゴとかの書体をupする次第。
今日は文章は余り書かず、画像を4点ほど貼ってお茶を濁すのであります。

b0062477_21312583.jpg

1byte英数字が小さいのことです。
……小さすぎる気がします。でも混植じゃあないんでしょうねぇ。

b0062477_21313869.jpg

綜藝体ぽい(ちと違うか)やつとか、色々。
楷書フォントも区別つくようになりたいですなぁ。
内容は多分、日本語SPAMでもお馴染みの、企業リスト。

b0062477_2131465.jpg

ダイナのクラフト遊?
ってこれは2月14日ごろに飛び交っていた模様。

b0062477_21315617.jpg

綜藝体はこちらですかね。
上下のゴチは特徴が少ないためワカリマセヌ。



ま、なんとかかんとか、仕事で気づいたことに関するエントリ以外が立ち始めた今日この頃。鉄と亜鉛は数ヶ月(1年半か?)の怒濤を越えて、若干マトモな生活に戻りつつあるのでした。(……来週とかに嫌な気配が……)

で、明日分はHelveticaの話の続きです。
予定では。
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by fezn | 2006-03-20 23:20 | Typeface

中国からの招待状。の、天。

なにやら大陸から招待状が来ました。たくさん。

b0062477_1141321.jpg

麗雅宋(?)&ロゴ。やっぱり綺麗ですなこれ。配色も佳し。

b0062477_1142215.jpg

不明。ゴシック体。黒体というのか。簡体字でバランスが良いようにできていますねー。

b0062477_1142947.jpg

前回のシリーズ(大連撮影photo)でかなり見かけたように、食い込みの丸ゴはこういった商業的メイルの中にも散見されるわけです。好きなのかもしれませぬ。

……こういうのはスパムメイルというような気もしますが。

ま。
それよりなにより、実は前振りなのです、これらは。
なにかといえば
tonan's blog: 「天」再考
http://tonan.seesaa.net/article/9482761.html

からの連想。

「ふぅん」とか思いつつ、会社のinfoのアドレス宛に来ていた各国語のSPAMを見ていましたらば、興味あるのはいろいろ出てきたので「よっしゃ掲載すっか」となむ思った次第。
……いや違いますな。本当は半年以上前から、「英語SPAMの画像内のロゴetc.に使われている欧文書体を調べる」という特集を企画していたのですが、ネタのストックだけいくつか溜めて、そのまま多忙によって放置していた次第。

で、最近ストックを見てみると、英文あり中文あり、そして最近はハングルもあります。国際化してきましたな、うちも!(違う。かなり違う。)

で、「天」の話に戻るわけです。

b0062477_1191165.jpg

上の横棒が短いのですな。ふむふむ。
感嘆符が小さいのは気になる気になる。1byte従属欧文のbodyが小さいのかなー?とか。 1と8は「いわゆる全角」なのだったり?

書体は「華康黒体W12」でしょうか?

参照:
FeZn/Bookmark : モダンゴシック。しかし区別がつかなかったりする。
 http://fezn.exblog.jp/1970714/

FeZn/Bookmark : こまかく尖った
 http://fezn.exblog.jp/1980358




※数本やるだけネタのストックはありますが、次回更新までその気が僕にあるかどうか謎です。
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by fezn | 2006-03-19 01:26 | Typeface

モリサワのG体と、スイスG体。(ちと違う)

で、ほぼ1か月経過しているわけですよ前回のエントリから。
まあそんなことは気にせずに行くと、また印字されたものをスキャンしてみたりする今日の話題。今回はHelvetica。

先日『Helveticaの本』を読みましたが、その知識はあまり関係なく。

というか、前回のエントリ
FeZn/Bookmark : FAX経由、高圧縮PDFらしきもの。
http://fezn.exblog.jp/4169915/
において、僕のスタンスは
A.「音引きは音引きでせう」「英数はワガラネ」
B.「堀は掘ぽいね位置的にも」
であったわけですが、Aは○として勝利(?)せしものの、Bは×だたわけです。敗北。
(「っ」は足りないわけじゃなくて抜いてある。わざと。)
まさか堀の前に全角のアットが存在したとは。

しかしなんですかアット堀江って。
@て。
むしろ1点ハズしたことよりも、その@一文字に敗北感を感じた今日このごろ。(今日ぢゃなくて先月)

さてこのエントリは方々にトラックバックを打ったせいも多分あって、普段の5倍から10倍のアクセスが来た模様です。でもって1週間かけて逓減していってその様子が美しい曲線を描き。(確か。……記憶では。)

で、そんなこんなで仕事にいそしんでいた2月3月だったのですが、そのエントリのコメント欄にていただいたメソッドを参考に今日の話題。Helvetica。(やっと話が戻った)


一冊の本。何故か複数のところで組み、それを合体させようという段。
ページ数の多い部分を担当しているトコロから組み上がってきた分が、ノンブルがHelveticaになっていまして。
当初はFutura Boldの筈なのだけれど僕の認識とは違うところで何かが動いていたらしい。で、Helveticaのほうに合わせた次第。Helvetica Neue 75 Bold か何か。しかしページ数の少ない部分を担当しているトコロは、ノイエなんて持ってねぇだろうってことで「まあおおむね同じだ」と思い「Helvetica Boldでプリーヅ」と伝える鉄と亜鉛。
しかし乍ら「それも無い」と返球されて困った困った。

しかしながら困ることは無いのでありまして、モリサワCIDとかのゴチの1byte欧文はヘルベチカだぜ! これを使えば良いのだ! と叫びつつ(叫んでません)念のため出力してみました。
b0062477_0541516.jpg


上から見出しゴMB31の2byte数字、和文&1byite文字&数字、1byte数字、
Helvetica Boldの数字、英字。

やた、同じだ! ってところですけど、Illusratorで重ねてみることに。

b0062477_0544956.jpg


上段:見出しゴMB31(プリントアウト→scan) + Helvetica Bold
下段:Helvetica Bold(プリントアウト→scan) + Helvetica Bold
およ? 微妙に違うようではあります。

尤も下段を見れば判るとおり、8や9のあたりは同一フォントデータからの生成なのにズレてきています。600dpiではありますが、スキャニングという作業それ自体によって歪みが出ているのでしょう。
(元は0~9を一列に並べていたので、3や4は中心あたり、8や9は右端にあった。それをキャプチャして折り返し表示にしたので、若干妙な感じに。)
しかし、そのズレを差し引いたところで見出しゴと、手元にあるHelveticaは違いがあるのではないでしょうか。

プロフェッショナルはここから、見出しゴの従属欧文としてHelveticaに施された調整について読み取ることができるのかもしれませんが小生専門家に非ず。

……わざわざプリントアウトしたもののscanではなくて、Illusrator上で重ねれば良いようなものではありますが、手元のWindows機には見出しゴは無いのです。必要なのはCIDフォントでありますし。
(EDICOLORで、AFMで指定してプリントアウトしています。プリンタ側はCID。良く考えるとAFMにはOCF版を使ってました。)

OpenTypeなら近くの席のWin機にある筈、ではありますが、モリサワは確かOTFでは1byte欧文を「Helvetica流用」から「見出しゴのために新設計の1byte欧文」に変えたはず。評判の悪いリュウミンL-KL+Timesを変えただけではなくて。

そのゆえに、モリサワフォントをアウトライン化された画像データを貰ってOTF搭載機で図文字を書き換えようとしたところ、和文は良いけれどB太ゴB101(NewCID版は「太ゴB101」でしたね)の英数字が微妙に違っていて困る次第。

ま、逆にHelveticaを使えばよいのでしょうけれど、手元には2ウェイトしか無かったり。

あと、今回プリントアウトやIllusrator上で使ったWindows版のHelveticaも、B社オリジナル版(以前のエントリの、揉めた書体)なので、本家のとは違ってB社の和文に合うように調整されているのやもしれません。


関連して今日は、(以前読んだ記憶がありますが)こんなURL。
和文フォント1
http://www2.ocn.ne.jp/~eik/05-10-01japanesefont.html

モリサワやフォントワークスの、DTPの書体の話。
今日のエントリと少々ツナガリ。従属欧文の話とか。



(2006.03.18.訂正)
誤(NewCID版は「B太ゴB101」でしたね)
正(NewCID版は「太ゴB101」でしたね)
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by fezn | 2006-03-14 00:56 | Typeface


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


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