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読む速度と買う速度、上製本のカタログと対数的な価格の問題。

 本日(もう日付変わって昨日)開催されていたらしいAdobeのセミナーには行けなかったというか、行くどころではなかったというか。地理的にも。
 TBいただいた
パウグリ日々の記録 | Adobe Creative Suite 2 Debut Fair
http://www.greentea-house.com/blog/log/eid270.html
 によれば、なかなか面白そうなことをやっていた模様。
 EDICOLOR MLの投稿を見ると、この場でも発表していたのですねPassport。

 mashcoさんに「日経デザイン」は書店売りしていないということを教えていただきました。なるほどどうりでJ書店にもS書店にも無いハズ(「店頭にはあるまいから注文しよう」と思っていた本が当たり前のように並んでいる店なので油断)。その見に行った二箇所、前者では『欧文活字』を、後者では「STATIONARY MAGAZINE 001」なる本を買ってしまいました。衝動的に。
 しかし『復刻版 欧文活字』が未だに読み終えていない鉄と亜鉛。買う速度が読む速度を大幅に上回っている状況がつづいています。

 日経デザインのバックナンバーを見たところ、面白そうな特集もいろいろ。しかし読む速度が追いつかないという現状と併せて考えてみたりもします。5月号だけにしやう。
 で、Fujisanでオーダーするのは一定価格越えないと送料無料にならないよなぁとか考えて、「数号も欲しそうなものがあったらFujisanで頼む」「ケドとりあえず手近なJ書店S書店にあるだろきっと」となむ思考するに至る次第。よく見たらFujisanのサイト見てもとりつぐだけってかいてありますし、BP社のサイトを今日見てみましたら、一冊で送料無料になるのですな。ぎゃん。

 で、話はカワったりモドったりしまして、ステイショナリ。
 S書店でついつい購入したそのマガジン(これも読みかけ)から、その諸般の事情のつながりで(中略)輸入文具(万年筆とか中心)のカタログを借りたりしました。

 …………えぇと、これってカタログでしたよねぇ。
 まぁカタログですからフルカラーは当たり前ですわ。当然。
 現場では色校正紙を何度も取ったり(知ってる範囲で、たとえば自動車でのカタログ制作だと、僕の普段の仕事とは「色校正」の位置づけが違う。まあ当然なんですが)。
 でもそれはいいとして、

 角背、溝付き、上製本 …ってなんですか。

 これはカタログではないんですか。

 しかしなるほど、ユーザーの層とかいろいろ考えてみると、
 5万10万のペン、よりも100万200万の自動車、のほうが高いのではありますが、
 前者を買う人のほうが、後者を買う人よりも、収入は多そう。平均して。

 そしてある意味では、前者のほうが後者よりも「高級品」なのでしょう。
 対数的な比較、でしたっけね。(アシモフの科学エッセイをなんとなく思い出した。なんの話だっけな。生物の大きさか? そしたら関係なし)

memo:
欧文書体:その背景と使い方
http://www.linotype.co.jp/mail2005jun/akirabook.html
 を買いに行こう。ただ仕事のついででないと書店に寄れない昨今。(もしくは通りがかっても閉店後なので買えないとか。amazon生活者ぢゃないので)



(2005.7.12追記)↑この本は購入。ものすごく勉強になる。ゾクゾクする。
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by fezn | 2005-06-29 01:41 | DTP

モリサワ「パスポート」

 出ましたね。モリサワLETS(違う)。
 昨今時間が不足気味にて(&価格について語れるほどではないので)備忘録~

モリサワ/年間契約フォントライセンスシステム「 MORISAWA PASSPORT 」を発表
http://www.print-better.ne.jp/story_memo_view.asp?StoryID=10567

MORISAWA PASSPORT モリサワ パスポート-[トップ]
http://www.morisawa-passport.jp/
Thinking Junky... 重い腰を上げたモリサワ
http://dorg.blog3.fc2.com/blog-entry-70.html

Macintosh Personal - モリサワの決断
http://d.hatena.ne.jp/shinmei303/20050628


実験る~む ぱすぽーと。
http://dslabo.blog4.fc2.com/blog-entry-215.html


 自分の仕事場のほうでは、あまり活躍しないかなぁという気がしています。あ、でもむしろプリンタオプションのほうが有効? ふむむ……



7/4 リンクミス修正。
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by fezn | 2005-06-29 01:33 | Bookmark

ちきゅうにやさしく。ナールの出番。(でも、じゅんでもOKらしいし)

 「日経デザイン」をJ書店に買いに行ったものの、売っていなかったので何を思ったか僕は、復刻版『欧文活字』があったので購入。※amazonのリンクですが僕にお金は落ちません。
 ふむ。活字だ。
(このカツジということばについては、また面白い(かもしれない)ネタを熟成中)
 音引きは横組み用のモノじゃあない模様です。ふむ。そりゃそうか。

 で(←脈絡ない)、Wikipediaのほうは新丸ゴとかスーラとかナールとかについて加筆。
 そういえば以前追記した[[OCFフォント]](経緯とか加筆)や[[写研]](2000年の見本帳を参考に和文書体リスト加筆)を付け加えたりしているので、そのあたり詳しい方、WikiWayでどんどん充実させていただければ、小生それを拝見して勉強いたします。はい。

 で、[[ナール]]の加筆部分に入れましたが、これって[[エコマーク]]の文字列の制定書体(?)なのですね。ふむ。

 エコマークの下段の表示(環境情報表示)について
http://www.ecomark.jp/ghyouji.html
によれば、
文字表示の書体は、写研「ナールD」を使用して下さい

となむ。まあもっとも、
ただし、「ナールD」を使用できない場合、エコマーク上段および下段の文字表示は、以下のいずれかの書体を使用して下さい。
としてその他の選択肢も3つあるわけですが。
(他のページでは、1+3ではなく4つ併記してあったり。)

 ところで、いまサイドの「ライフログ」に載っけている『戦争請負会社』は、まだ前書きしか読めずにいます。持ち歩くの大変ですしー。今日の本は小さくて素敵。そうそう、小さいといえばもうひとつありました。

ナミモニ(むりくり): 印刷用カラーチャートを持っていない人は予想以上に多いようだが予想以上に売れない
http://cl.cocolog-nifty.com/dtp/2005/06/post_684f.html
 で紹介されていた「Gr@phic のただチャート」を申し込んでみました。けっこう短時日のうちに届きまして。
 おお。これもコンパクトでいいかんじ。手帳的サイズ。僕の、小さいほうの鞄にも入ります。B5用紙も入らないくらいの鞄。
 ちなみにいまメインで使っているうちの大きい方の鞄は、数日の旅行にでかけられるサイズです。(中間はないんかい)←自主ツッコミ
 結果としては持ち歩き用がゲットできたわけですが、欲した理由がありまして。
 あちらのコメント蘭(←誤字)にも書きましたが、なぜか僕のデスクからなくなるわけですカラーチャートとか書体見本とか。
 ま、書体見本の中には、人のデスクから消えて僕のところに出現したものもあるような気がするので仕方ないといえば仕方ないわけですが。(こら)
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by fezn | 2005-06-22 23:24 | Typeface

千都NEWSバックナンバー

仕事で、Google検索filetype:PDFでWebを漁っていて発見。

Sent News Back Numbers
http://www.l-h.co.jp/lhcontents/sentnewspdf/sentnewspdf.html

千都NEWSバックナンバー/ヒラギノスタイルブックのPDF


おおお。97年のだけど濃密。
なんでこんなところにこんなものがあるんだろう。ふむ。
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by fezn | 2005-06-21 13:26 | Typeface

ACS、セミナーの申し込み人数の謎

 AobeのCS2デビューフェアの件ですが、なにやらPDFファイルがありました。
 http://www.edinet.co.jp/edit-pdf/adobe/Adobe0531r121.pdf[PDFファイル](edinetから)

 アドビのサイト内にもありそうなものの、みつからず。ふむ。

 で、結局1300人なんでしょうか。1000人なんでしょうか。謎。
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by fezn | 2005-06-19 19:22 | DTP

レクサス書体の正体は?

 ようやく手が少しだけ空いてきました。ところで以前書いた「透過原稿が消えた」とかいう話ですが、冗談でもなんでもなくて、本気で消滅しています。やばい。かなりやばい。
 で、現実逃避でエントリ。レクサスの話。書体の話。

 はてなブックマークにも5月11日の時点でクリップしてあった↓
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://nd.nikkeibp.co.jp/nd/news/contents/939.shtml
わけですが、

NIKKEI DESIGN | 注目デザイン情報:グローバルブランドは文字とともに始まる●トヨタ自動車のレクサス
http://nd.nikkeibp.co.jp/nd/news/contents/939.shtml

 ただ、イメージを統一すると言ってもレクサスの場合は「海外ブランドのように、たった1つのイメージをどこの国にも押し付けるようなやり方はしない」(長屋室長)。その国や地域に合うように表現に幅を持たせながら、どこの国のビジュアルからもレクサスらしさを感じさせる「二律背反ではなく、“二律双生”のブランディング」を目指している。
 そのブランディングの核となるのが、実は文字なのである。……


 「レクサス書体」なるものを用意しているわけではなさそうですが、気になるので検索してみた次第。
 Webに掲載されている画像から、背景のグレーを白くして、見出しの文字の黒みを強調して。で、コンピュータにも読み取れる状態にして(そうしないとアウトになる)、
WhatTheFont
http://www.myfonts.com/WhatTheFont/

 に放り込む次第。こんな感じ。
b0062477_17373345.jpg



 で、コンピュータが判断して、あがってきたのがこれ。
Nobel-Light : Style Details : MyFonts
http://www.myfonts.com/fonts/fontbureau/fb-nobel/nobel-light/
 見出しはこれですね。違いますかね。たぶんこれだと思うのですが。
Gの字形が特徴的?
PT Futura Futuris Light : Style Details : MyFonts
http://www.myfonts.com/fonts/paratype/futura-futuris/pt-futura-futuris-light/
 も、候補に出てきています。(でも後述の別資料とか見ると小文字の a とかじぇんじぇん違うので除外)

 じつのところWeb上の画像以外でも、レクサス店のカタログ類とか何故か見たことのある鉄と亜鉛は、
Nobel-Regular : Style Details : MyFonts
http://www.myfonts.com/fonts/fontbureau/fb-nobel/nobel-regular/

 これも使われてるっぽいことに気づいたり。(ま、これは類推でいけるか。ウェイト違いなだけだし)
 むしろ見出しに細く使って、和欧混植には太く使ってる気配も。

 消費者がいつどんな形でどの国の情報を手に入れるか分からないのがブランドをめぐる現状だ。高級ブランドとしてそのイメージを大切にする場合、イメージをグローバルにコントロールしなければ、ユーザーの信頼感を得られない時代になっている。そんな思いを強く感じた瞬間だったと言う。 2005年8月に国内で初めて展開される、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」。同社では日本への導入を機に、全世界でブランドアイデンティティーの統一を試みる。これまで各国でバラバラだったビジュアルイメージに一貫性を持たせるため、各国のレクサス担当者が1年に数回、一堂に会して話し合い、ブランドの見せ方に関するルールをすでに作り始めている。


 ちなみにレクサス店全体としては、スタッフ専用の資料まで、書体&組版のルールが守られている模様。
 ちなみに和文は、フォントワークスの「ロダン」でした。たぶん。
 ニューロダンではないほうの。

FONTWORKS -LETSの書体
http://www.fontworks.com/lets/font/classic.html

 ……って、こんなことはきっと、日経デザイン5月号とやらに書いてあるのでせう。
 fujisan.co.jpで注文しますかね。
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by fezn | 2005-06-17 23:43 | Typeface

イワタ、inTIBF

(株)イワタ会社 イベント情報
http://www.iwatafont.on.arena.ne.jp/MO_NEWS/event.html
「イワタ書体」の期間限定特別販売(5割引セール)を行います!
充実したイワタ書体ライブラリーをご紹介するとともに、開催期間中に限り、イワタフォントを特別割引にて販売致します。ご来場お待ちしています。


と、なむ。
そういえば僕も行きます。ブックフェア。

東京国際ブックフェア2005
http://web.reedexpo.co.jp/tibf/top.html

いま準備中。しかしほかのこととかあって大変。
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by fezn | 2005-06-15 00:52 | Typeface

Adobe CS2デビュウでセミナー

 さて最近いろいろあって疲労中であります。
 で、このエントリ××××書いていますが、実のところある意味××なのでOKなのでせうきっと。

 Adobe Creative Suite 2が発売ということで。
 こんな特設ページあるのですね。
http://adobe.co.jp/special/creativesuite/landing/main.html
アイデアから先のすべてを

 いまアドビストアからオーダーすると、アドビTシャツがゲットできる模様です。

 それはさておき、本題。Adobe Creative Suite2のデビューセミナーがあるらしいです。
http://www.adobe.co.jp/cs2_debut
このURLは飛ばされます。
http://www.event-web.net/adobe/cs2/
に。

アドビはデザイン、クリエイターの皆様にご利用いただけるソフトウェアを提供し、感性あふれるクリエイティブの創造を支援して参りました。今回のイベントでは新しくなったCreative Suite 2 の概要にとどまらず、デザインのコンセプト自体が今後どのように発展していくのか、クリエイティブの発揮には何が必要なのかを各界で活躍されるクリエイターと実際のユーザ事例を交えてご紹介します。


 松尾貴史さんとか佐野研二郎さんとか石井幹さん(って社長さんじゃないですか)とかマーク・ヒルトンさんとかが講演するそうです。
 2005年6月28日。火曜日。
 入場無料、昼から夕方まで。
 場所は東京の日本青年会館だとか。
 タイムテーブルはこちら。
http://www.event-web.net/adobe/cs2/program.shtml

 1300名とのことですが、ほかのルートで貰ったPDF文書には1000名とのこと。???
 アンケートに答えると iPod Shuffle 512とか、CS2のPremiumとかが当たるらしいです。

 宣伝くさいですが、僕はAdobeの社員ではありません。
 インサイダーではありませんが、諸般の事情で宣伝してるようなものです。少し違いますが。

 そういえば昨日、Adobe Creative Suite の1を発注しました。いまごろ。
 そうしたら2へのアップグレードパスがついてくるらしいです。この時期なので。やっほう。しかしたぶん当分は1を使います。で、周囲が対応するようになってから2に移行ですかね。
http://cl.cocolog-nifty.com/dtp/2005/06/post_c13a.html
にあるみたいなライセンスの件はどうなることやら。アップグレードしてからCS1で作れといわれたらCS2を抜けばいいのかな。あらかじめ確認しておかねば。
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by fezn | 2005-06-14 12:33 | DTP

ふれいむ。

※なんと6月8日あたりに書いて、そのまま塩漬けになっていたエントリ。そのままの日付で公開モウドにしてみる。RSSリーダーだと発見できるのかしらん。



日本語練習中 - 炎の明朝体活字字形
http://d.hatena.ne.jp/uakira/20050607

Multi-Bitsのフォント見本生成で、現用のフォントで明朝体限定で、生成させてみました。
http://font.multi-bits.com/ds/execute/FontSearch?encoding=Shift_JIS&locale=ja&tick=1118157808215&node=1118158539362&createOrder=false&searchType=1&orderBy=id&desc=false&knownTotal=0&offset=0&category=01&maker=0&weight=0&platform=0&type=0&keyword=&simulation=2&saleType=0&simString=%89%8A%81%40%92W%81%40%92k%81%40%9AV&limit=120

最近のだけを見ても、いろいろあるわけですね。
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by fezn | 2005-06-08 00:30 | Typeface

文字を分かつ、単語を分かつ。それは空白でなくばならぬという縛りはなく。

文字を分かつ、単語を分かつ。それは空白でなくばならぬという縛りはなく。

 結果的に先回のエントリ「oneだから1なのか。」
http://fezn.exblog.jp/2840079/
の続きのようなものになるのですが、単語の区切りについて。

百式-新感覚デバイス
http://www.100shiki.com/archives/2005/06/_tactivacom.html
から、
TactaPad
http://www.tactiva.com/
のサイトに飛んで、ふと思ったことがあります。

 単語の切れ目で、キャピタライズすると同時に、書体(つうかウェイト)を変えているんですね。
 記憶をたどって考えてみると、こういう例はほかにもたくさんあるような気がします。

 コマンドプロンプトとかいじっていますと、空白を含むファイルorフォルダ名があると面倒なことこの上ないなぁと思わされます。Windows標準の「Program Files」とか。「ProgramFiles」にしてもいいぢゃん、と思ったり。大文字で区切りはワカるんだし。

 先のエントリにいただいたコメントを拝見して(実はさらにそれから数時間してから)気づいたのですが、そういえばDelphiを勉強していたときに(これはVisualBasic由来でしたっけ)メニューをつくるとき、内部的に「mnuUndo」としていたり。小文字ではじめて、語の区切りでキャピタライズ。

Web Frontier >> Delphi入門 >> エディタは文字列処理が命!
http://www.w-frontier.com/delphi/3_edit.html
↑Delphiでテキストエディタ(未完成)作っていたときに参考にさせていただいたたサイト。

 アルファベットには小文字と大文字があるので、単語の切れ目は全部それでもいいような気がしてみたり。
AllWikimediaProjects(Wikipedia,Wiktionary,Wikibooks,Wikiquote,Wikisource,
AndWikinews)AreCurrentlyOfflineWhileHardwareMaintenanceIsCarriedOut.

http://en.wikipedia.org/wiki/のメンテナンス中メッセージから語頭を大文字化して空白を除去)

 ……きびしかったです。無理ではないですが。
 (↑と書いたのですが、改めて虚心坦懐みてみると存外読めるような気がしてきました)

 CUIとかプログラム言語では、空白で命令文を区切って(←もっと適切な書き方あるんでしょうけれどよくワカラヌので)いるわけで、2語からなるファイル名とかを指示すると、その1語目をコンピュータの中の人は読んで「????」とかなってしまう次第。たぶん。
 だから小文字大文字で区別するわけでしょう。(先頭を小文字にする理由ってなにかあるんでしたっけ?)

 さて、文字がくっついていると読みづらいことこの上なしです。
 でもそのおかげで、コンピュータが単語の切れ目を自動的に認識してくれます。「単語単位でジャンプ」とか、日本語(用の)のテキストエディタやワープロソフトでは、英語を扱うのと比べてその機能の光り具合が違うように感じます。(英語とかのファイルを開いて単語単位のジャンプしたりすると、非常に快適)
 日本語では、それが必要なかったために語間空白が無いわけですが、その代わりに漢字・ひらがな・カタカナ&アルファベット・数字・記号類の差があるわけで。
 文字の種類が切り替わるところやその前後で単語が途切れる、というのが大きいのでしょうね。
 機械的抽出etcはそのゆえに困難になりましたが、機械のほうも「カタカナのかたまりを一単語とみなす」とかの対処をしているわけで。

 ……ところが、昔のラテン語の書物とかは、語間空白とかが無かったそうで。
 キーワードは「黙読と音読」。黙読が特殊技能だった、という話をどこかで読んでいまして、昨今探してみた次第。
 単語の切れ目がなく、(また、たぶん全部大文字で)記述された本を読むには、音読するほうが容易かった……という記述。
 それ自体ではありませんが、みつけました。

音読、朗読そして黙読(文学部 高宮利行)
http://www.humi.keio.ac.jp/workshop/2001/lecture/010528/010528_takamiya.html

 当時読んだのとは切り口が違いますが、イロイロと面白くありました。
 日本の学会云々のところは、西洋の音読・黙読とは直接つながらないと思うので他の文献が必要だと思いますが、アンブロシウスの読書姿をみたアウグスティヌスの述懐は(というかこれが探していたものだったのですが)非常に興味深くあります。

 その時代に黙読がなかったわけではないようで、また複雑なのですがそれはリンク先へ。

 そのほか、関連しそうなURLがいくつか。
 はてなブックマークがタグづけに対応したので(少し前か)、[音読と黙読]というタグをつけて放り込んでみました。
 事後の追跡もこれで簡単。
FeZn/Sinfonia / 音読と黙読

 ……が、現時点、なぜか表示されないので(涙)
はてなブックマーク > FeZn/Sinfonia > 音読と黙読 の検索結果
 のほうをどうぞー。

 欧文の語間空白は、やれどれだけが最適だ、とか議論あったりするようですが(僕にとってはまだ「らしい」という理解レベル)、上のリンク先のどれかにあるように、そういった「正しい組版」はアルファベットの長い長い歴史の中では、どれにしても最近のことにすぎないそうで。


 さて、冒頭の例からのひらめきにもどりまして、
 書体(つうかウェイト)変更で語間区切りとするのは、ウェイトという概念が出来て以降のことなのは当然だと思うのですが、単にキャピタライズするよりも遙かに「ここで区切り」と分かりやすいと思います。
(イタリックの問題とか割愛! 以前立ち読みした本を探さないと……)
 むろんこの調子で本文を組んでいたら目がちらちらしてきそうなのですけれど、「書体」を変更しているのではなく「ウェイト」の差異によるものなので、ひとつながりの文字列としての統一性を保っているのかなぁと感じます。

 で、ひらめきなのですが、
 漢字と仮名(和字)の間には、明暗の差がありますが、
 欧文で複数ウェイト混ぜたロゴタイプと似ているんじゃないかなぁ、と。

 現代の、文字言語としての日本語……というか過去においても(やまとことば含めて)は、漢字=コトバの始まりであることが殆どであるようで、
 それはつまり「文字列が黒くなったら単語開始」だから、「文字列にアキが出来たら単語区切り」というのが必要ない、とも言えるのでしょうか。
 なので、名詞とか動詞だけ黒く(ウェイトを上げて)語間空白ナシとか、語頭だけ黒くした文字列も面白いのかなぁと思ったりしました。

※考えてみるとドロップキャップス処理は、文や文章の頭の文字を「書体変更」や「ウェイト変更」「装飾」したりする処理で、それは勿論カザリではあるのですが、そのあたり関係しているのかなぁと、またヒラメいたり。



※『活字に憑かれた男たち』とか読んだりしたことも参照しつつ。

※欧文組版(ってひとくくりにしちゃいかんらしいですが)の本とか読んだら普通に書いてありそう。

※『ローマ字印刷研究』が店頭にあった流石J書店。このあたりの本はどれも高いなー。僕には馬の耳に念仏・猫に小判かな。

※ただ、日本語「組版」においては語間空白は(あまり)ないですが、手書きに日本語となると自然と開けてたりするんですよね。その雰囲気は「活字」で再現するのは困難で。

※そういう意味でも 明治に金属活字が正方形になったこと、文字言語としての日本語の変化 形成というのは、関係 深そうです。

※句読点の問題とか出てきますが、これまた別エントリにメモする予定。
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by fezn | 2005-06-07 23:58 | Typeface


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


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