カテゴリ:Typeface( 95 )

スクープ! QWERTY俗説監視システムは実在した

さてさて、先日 もじもじカフェ 第38回「戸籍と住基とマイナンバーの文字コード」 (http://moji.gr.jp/cafe/themes/038/)がありました。
ゲストは京都大学の安岡孝一先生。
戸籍、住民基本台帳、それからマイナンバーの文字コードと字体etc.について、いつもどおり舌鋒鋭く斬りまくります。

さて本編については他の誰かが書かれることでせうから割愛。
僕はちょっと別のことについてスクープします。

安岡先生といえば、QWERTY配列の研究でも有名。

もしあなたが「Qwerty配列は、意図的に打鍵効率を下げるように作られた配列である」とBlogに書いたとしましょう。
その内容は、ビジネス書なんかに「デファクト・スタンダードの悪しき例」として載っている、「十本指で高速タッチタイプすると、タイプライターのアームが絡むので、苦情が来る。だからメーカーは、遅くなるように、非効率的な配置を採用した」って話。

数日後には、コメント欄に「その説には根拠がありません」という解説者が降臨します。安岡先生本人。

あまりに迅速に出現するので、「安岡研究室ではQwerty配列についての俗説を監視するbotが動作している」という説がまことしやかに囁かれる始末。

……で、聞いてみました。御本人に。

↓ ↓ ↓


「あります」



…………やっぱり!


(メモ)
※「botのようなもの」……詳細はわかりませんが、今はGoogleアラートとか組み合わせたものらしいっす。最近は必要性が減っている、とも。


※QWERTY配列……(特に日本語にとって)最良ではない、ってのはその通りなんでしょうけれどね。基本はアルファベット順ですし。

※こういう「Qwertyは意図的に遅くさせる配列だ!」ってのは、たぶんDVORAKとか他の配列を推すメーカーのプロパガンダなのでせう。

※俗説の流布……ちなみに一般人なら「優しいモード」ですが、専門家だと(しかも誤読したりしてると)滅殺されます。
[PR]
by fezn | 2013-06-20 01:56 | Typeface

(記事移転)グリフ主義そして疑問

※2007年11月に、FeZn/Firework/inVox に掲載した記事。Vox閉鎖につき転載。




『基本 日本語活字見本集成』の「デジタル活字の基礎知識」にあった内容と、本資料の英文を参考に、自分用の註釋を書き込んでいく。

が、AJ1-6については英文しかない。
まあ頑張って処理。


ところで疑問。
黄色い本のp532、
縦組用仮名と横組用仮名の説明のところの、CID#は逆な気がする。
つまりL1とL5を入れ替え。
(すでにweb上にあり?)

あと、adobeの本資料の巻末に誤植?
p222のL7、32057とあるけどたぶん23057。


いま手元には紙切れのメモしかないので、後で要確認&exblogエントリ。

b0062477_204828.jpg





「AdobeJapan1-6の文字列を追跡してみたりする気分。」(http://fezn.exblog.jp/8417467/)
に続く。というか、続きました。
[PR]
by fezn | 2010-09-18 20:30 | Typeface

(記事移転)角川の広告中のモリパスの学参フォント

※FeZn/Firework/inVox にて 2007/12/18 18:36 にupした記事を転載(vox閉鎖につき)



新文化の紙面から。

最近のカドカワの広告はモリパス(MORISAWA PASSPORT)メインの気配がある。というかモリサワ書体(の、マイナーどころ)の使用率が高い。
丸フォークとか武蔵野とか、うまく使ってある気がする。

さて今日の例は。
みてみると「学参フォント」を使ってますなー。

「北」「議」「迎」「語」とかに注目。
頑張って手書き字形に近付けてあります。
あと多分「女」も微妙に細工。(2画目の頭と3画目の水平線)


でも「辻」は「普通の、二点シンニョウ」ですな。まあ固有名詞ですしね。
……いやしかしそれを認めることは矛盾な気がします。


シンニョウの点の数とか、ひねり具合とかは、
字体の問題ではなく、書体に依存する字形あるいは意匠の問題であるはず。(字形の問題ですらない、と言って良いんだっけな。)

だから学参フォントの意匠を主張するのであれば、
「辻」も学参フォント式のカタチにしないといくないハズ。


あとは固有名詞がどこまで字形を引っ張るのかという問題と、
「辻」が常用漢字外なので国語審議会が以下略。

b0062477_19502254.jpg

b0062477_1950111.jpg

b0062477_19503933.jpg

[PR]
by fezn | 2010-09-18 19:51 | Typeface

(重複エントリ)『日本語活字ものがたり』刊行記念トークショー「活字デザイン今昔」内容一部メモ。

※以下は、はてなダイアリーにuploadしたエントリを(実験的に)まるまる転載してみたものです。はてなのHTML生成による表示をそのままブラウザ画面上でcopy&pasteしているので、読みづらいかもしれません。再編集すれば良いのかもしれませんが……
今後、Pomeraでの下書き方法(はてな記法でメモするのは「けっこう便利」なので……)を変えてみるか、「はてな記法→exblog最適化 のスクリプトを書く」か、「はてなダイアリーのupload済みエントリからの移植を可能な限り省力化してみる」か、何か方法を考えてみます。はい。

以下のリンク先のほうがよみやすいと思います。

『日本語活字ものがたり』刊行記念トークショー「活字デザイン今昔」 - FeZn/Journal
http://d.hatena.ne.jp/FeZn/20090217/p1


あと、snow8さんの、以下のエントリも参照。
小宮山博史×鳥海修「活字デザイン今昔」 - 雪景色
http://d.hatena.ne.jp/snow8/20090209/p1





『日本語活字ものがたり』刊行記念トークショー「活字デザイン今昔」



2009/02/08 13:12
(手書きメモからテキスト化)
2009/02/18 01:59~

※手書きメモから起こしましたが、一応クロウズドなトークだったところもあり、かなり端折っています。伏せなきゃいけないところとか、笑いを誘うところで「メモするヒマがなかった」とか、諸々理由はありますが。

→なので、参加可能ならば、無理してでも行きましょう!

 →「遠いから無理」と言われると何とも反論できないんですけれど……

『日本語活字ものがたり』刊行記念トークショー

「活字デザイン今昔」

http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200902/_200928.html
日本語活字ものがたり―草創期の人と書体 (文字と組版ライブラリ)

日本語活字ものがたり―草創期の人と書体 (文字と組版ライブラリ)

* 作者: 小宮山博史
* 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
* 発売日: 2009/01
* メディア: 単行本

小宮山先生:

* もともと自分は活字史研究家になりたかったわけではない。書体をデザインするために勉強するに際して……たとえば矢作先生の本とかをみると、明朝活字が上海から来た云々ということは載っているが、その、さらに前の経緯が書かれていない。
* 活字の歴史を、「だれにでもわかりやすいようなものがあれば若い学生さんやデザイナーさんとかに伝わるのではないか」と考えて書き始めた。
o →物語形式でまとめたものは、おそらく初めてではないか。
* 佐藤先生(佐藤敬之輔のデザイン研究所)の跡を継いだが、佐藤先生の【書体史の研究】は、かなり“適当”だった。
o →それを越えなければならない。
o →で、本にまとめることになった。

(ここから対談。小宮山×鳥海)

* タイプデザイン……
o かつて、金属活字時代……原字・手彫り。使うサイズのままで作る。
o のちに、ベントン以降&写植……原字・手書き。
+ →大きく作っていくことができる。精度up
+ →=品質のup ? とは限らない。

* 字游工房(ジユウコウボウ)の場合:
1. まず12字……代表的な各エレメントを含む文字。
2. つぎに400字……代表的な文字。
o その文字に使っているエレメントを合成して、他の文字を作っていく。たとえば約6300字の文字集合。
3. ■■■■■■■■
4. 拡大出力したものをホワイトボードに貼って、修正していく。
5. 赤・青・緑のペンで、「ここを太く」「ここを細く」とかの指示を入れる。(というルールにしてある。)

* アナログ時代の原字制作方法……スライドで紹介。
o 原字用紙に字を入れていく。
o 硯で擦った墨で、文字通り「墨入れ」
+ 小宮山氏「なぜ硯?(墨汁とかポスターカラーとかあるけれど」
+ 鳥海氏「一説には『心を清める』というけれど……実際にはどうだか」
+ 鳥海氏「おそらく『筆の文化の時代からの残存形式』&『乾いたら水を加えれば元の濃さになる』etc.実際に“道具として便利”」
+ (コトバをそのままではなく、自分の使っている用語で置き換えている部分があります。人類学・民族学系の用語で。)
o 修正。その他。(略)

* 書(筆の使用)と書体設計
o 筆での“書”をきちんとできた方が良いか?
o →筆で字を書いた時の動きを知る事は大事。
o →→しかし、「綺麗に書ける」ことは必要ではない。

* 例:橋本さん
o 「四角の中に文字を入れるか、四角を打ち破るか」
o どちらかを選べるか。
o 文字を、特に「かな」を四角の中に押し込めるのは非常に大変。
+ ※「かな」は本来は四角ではないから。
o 「かな」は、発生&発達時は、ほとんど連綿体だった。
o 「文字を」ではなく「ことばを」続けている。
o 漢字は単体で(designして)OK。
o 「かな」は「次の文字につながる」ことを意識することが肝要。

* 字との対峙の仕方が変わるときの意識
o 明治時代、
o 漱石の『我輩は猫である』の中で、「年賀状、活版の話。」

* 平成明朝
o 「デジタル時代の明朝体」というコンセプトで設計された。
o 300dpiという前提で作られている。
+ その後、時代の進展により、出力機器は一層高解像度になったりしている。
+ カドを切り落としりしたたdesign。(低解像度でも大丈夫なように)
o 「かな」とか……“筆”的な動き・形状から離れて、きている。(詳細略)
o 最近のフォントの作品は平成明朝体に近づいている。
o 見る/作る/使う 側の、それぞれ皆が、筆を使って字を書かなくなったから。

* 石井明朝
o 原字は2cm弱。(17.55mm)
o 漢字も仮名も、筆の雰囲気を残している。
o Q:今、デジタル環境で同じlevelのフォントを作れるか?
o A:“なぞる”なら可能。“手本なしで作る”なら、こういう品位のある、やわらかい字はムリ。
o 石井明朝体は、拡大して各部分を見ると……
+ 線はゆがみ、
+ (線と線の間の)アキのバランスは悪く見える。
+ ■■■■■■■■
o 鳥海氏の写研時代の話
+ 既存書体のリファイン。
+ 大きく使いたい、という需要が増えていた。
+ 拡大すると上記のような歪みが目立つため、修正することに。
+ 48mm角の原字用紙を使って作業。
+ ガタついてるところは直す。
+ が、歪みは直さない。
+ ※直そうとしたら止められた。「『味』だから」と。
+ じゃあ『味』って何か? と問えば……説明不能。

* 書体の品格
o (流行り言葉を使ってみる)
o Q:書体の品格とは何か?
o A:「書体の品格とは何かわからないが、石井明朝には品があると思う」(中村氏の発言からの引用との由)
o A:「和服美女のうしろ姿」(鳥海氏)
+ ↑「前に回ってみたら、大したことない……かもしれない、というようなニュアンスも含めて。」
o A:「エレメントの形状とかバランス……も大事だが、それと『品格』は無関係。巧くコトバにできない」(小宮山氏)

* 現代のフォント環境
o 「昔と違って使える和文フォントは山ほど(約1600)あるが、■■■■■■(←引用自主規制)まともに使えるのは■■書体ぐらいではないか。」(小宮山氏)
o 「その■■つの書体は?」
o 「そんなこと口にできませんよ(笑)」

* 職人の話

* ヒラギノについて
o 作ったのは15年も前。
o 本文書体の宿命。世に行き渡るのに10年以上かかる。→先を見越した開発が必要。

* 書体の無名性
o 『日本語活字ものがたり』本文中、安藤末松の最高傑作の話
o 展覧会に出品した例
o ↑「象徴的」(by鳥海氏)
* 無名性……
o 本文書体は「水や空気のようなものであるべき」といわれるが、
o それは微妙に違うのではないか。
o →個性は大いにある。
o →「“水と空気”的なもの」ではあると思う。(小宮山氏)
* タイプデザイン……
o 個性を出しつつ、
o 「明朝体という枠組みを越えない、はみ出さない」……とは、どういうことか。
o (画像で説明)
+ 部位によって太さを調整する。
+ 活字彫りの職人もそうしていた。
+ そもそも書を筆で書くときも、そうしていた。→筆の身体知がある。
+ →そういう文化がなくなりつつある。

o 今の学生の作品とか……ゴシック体を多用している。(by小宮山)
o 硬筆文化ベースの、新しいゴシック体が必要とされ、出てくるかも知れない。

* 「組版ヤキトリ説」
o 和文は、四角の中にあっても、重心で揃えれば良い。大小あっても、タテでもヨコでも。……という説明方法。
o 「ただし最近は居酒屋でのヤキトリは」
* ナールの話。
o 漢字と仮名のサイズが殆ど同じ。
o 中村さん
o TVテロップを書いていた背景がある。→そういう文化からの流入。
* 桑山弥三郎さんたちの「タイポス」登場のインパクトがあって、そういう時代を切り拓いた。
o タイポスは写研でないと使えなかったが、のちにPC用フォントとして登場。
o 最新のnewsとしては、タイプバンクから漢字つきの「タイポスオールマイティー」が登場。

* カタカナのサイズ
o 例:平成明朝体
o カタカナが大きい。
o 現代……カタカナ語が増えてきたので。
o (同時に)漢字が減ってきている。
+ =ひらがなの頻度が増えた。
+ →ひらがなも大きく。
o 「何が読みやすいのか」についての考え方の変化。
o 但し最近は、回帰しつつある、とも言える。
+ e.g.モリサワを含め、各社からの「小がな」の登場とか。

* 目を養う
o 「沢山使って、目を養っていってほしい」(小宮山氏)
o 「沢山使う」=「沢山買う」
o →1書体、たとえば30,000円。
o ↑「安い」
+ 書体設計の手間と、
+ 制作の労力を考えれば。
o 「目を養う」→「自分なりの基準を作っていく。」
+ 「可読性のテストとか、という方向性ではなく。」(鳥海氏)




(追記)
まぁ、伏せ字のところとか、内容自体削ったところは書かずにおきますです。はい。
[PR]
by fezn | 2009-02-19 00:05 | Typeface

通り過ぎるばかりの骨董店にて英国の木活字をたまさかに見いだすの巻

さて、前のエントリ〈国研WS「文字の規範」と「活字デザイン今昔」、そして集合用目印らしきもの〉の続き。

今日というか日付変わって昨日(2/2[火])夕方、たまさかに骨董屋さんに足を伸ばしましたら、「最近陳列開始した」というコレが目に入ったのでした。
本当は別のものを探しに別の店に行ったんですが、なんとなく足を伸ばしたワケですから、これも「縁」なのでしょうね。

[画像1]
b0062477_531756.jpg


(………………あ。組み間違えた!)
アンティークの「スタンプ」という扱いで並んでいたので、まあ単価も安くないので、要る字を選んでget。
……「E」だけがエキスパンド体のようです。(ただし、同じカゴにあったラインナップからすると、ひょっとしたら字によって幅が違うように設計されているのかもしれませんが……そんなことは無いですかね。)
木活字は、まあ(巨大な文字を鉛合金で造ると重すぎますし)軽量で比較的頑丈なため、大型の文字が要るような印刷物(たとえばポスターとか)に使われたとか云々。

[画像2]
b0062477_54113.jpg


[画像3]
b0062477_551122.jpg


以上はgetした分ですが、次の画像は店頭にあった、パズル的に組み合わされたセット。まあ飾り物と言えますが、ひとまとめになってお買い得…………かもしれません。
一旦帰宅しかけたあと戻って、後述のスタッフの人と話して、写真を撮らせてもらいました。
[画像4]
b0062477_581373.jpg


……このフルセットは買えませんな……。
見る限り、組版に使うためのセットではなく、あくまでも「アンティーク」「骨董」「飾り物」ですし。
まあ「実用としてのレタープレス家」ではなく、僕のような「博物館的興味に基づく蒐集人」向きのラインナップではあるでしょうね。

スタッフのオネーサンいわく、オーナーが英国で仕入れてきたとの由。
ついつい話し込んでしまう鉄と亜鉛。……モノが文字ですから!
場合によっては店員さんより詳しかったりしますよ! ごく狭小分野のみ!
「この値段で売れますかねー」と質問されてしまいましたが、スミマセンそこまでは判りませんm(_ _)m

あ、上のセットは 45,000円 でした。うーん。
そういうインテリアが似合う家に住んでればイイんでしょうけどね。そしたら(必然的にカネモチでしょうし)迷わず買ってしまえるワケですが。

ちなみに比較的小さめのものは、こんな感じで販売していました。
[画像5, 6]
b0062477_5103784.jpg

b0062477_5114510.jpg


まあ、この骨董店は通勤コースにあるので、数え切れないぐらい目の前を通り過ぎているのですが、入ったことがあるのは三回ぐらいなのでした。ココロにはヨユウが必要ですね。はい。

ここでは以前も別の印刷系骨董を入手したりしているので、時々覗いてみる習慣をつけようかなぁと思います。
(前回あった「スダレケース」(?)が、今回はもう売れてしまっていましたし。)
[PR]
by fezn | 2009-02-03 02:52 | Typeface

竹村真一『明朝体の歴史』感想(その2)…というか、別サイトへの誘導

以前こちらで書いた
FeZn/Bookmark : 竹村真一『明朝体の歴史』感想(その1)
http://fezn.exblog.jp/10235897/


……の続きは、実験的に「はてなダイアリー」の「FeZn/Journal」のほうで書いてみました。
シンプルきわまりないテキストエディタ専用機(キングジムの「ポメラ」)で下書きをして、PC上での整形作業を最小限にするためには、「はてな記法」でつらつらと書いたほうが効率的、という判断と、その実証実験のためです。

なにぶん、過去の僕はと言えば、HTMLをワープロ専用機で打って、DOSテキスト変換してFDに入れてwebに繋がったPCまで持って行っていたわけで……その時代を思い起こします。まあHTMLより、はてな記法のほうが、そういった局面(ことに、文章の『内容』のほうに注力したい場合)に便利、という判断からです。

この方法が軌道に乗ってきたら、軸足をあっち(FeZn/Journal)のほうに移すかもしれません。こちら(exblog)はこちらで利便性も大いにあるのですが……。

↓で、仕上がったエントリはこちら。(うーん、なんとも散漫な仕上がりですが)

竹村真一『明朝体の歴史』思文閣出版 - FeZn/Journal
http://d.hatena.ne.jp/FeZn/20090129/minchotai


……結局武道の話(というか今回は特に妄想)を語りたいだけ、のコーナーになってしまっている気がします。はい。
ま、それでもいいんですけど。(文章のリハビリ、リハビリ。……道は遠いなぁ。)
[PR]
by fezn | 2009-01-29 22:05 | Typeface

写研書体と機械についての過去ログ発掘(とすら言えない)

以前(2005年)書いた自分のエントリで、写研書体とPDFについての雑感がありました。

FeZn/Bookmark : LHM in PDF
http://fezn.exblog.jp/2802804/


LHMってぇのは本蘭明朝L、ですよね。はい。
このエントリの主眼は、Singis製と思われるPDFの来歴をたどり、処理をどうするか、を考えることがメインでしたが、最近読み返して、コメント欄に埋もれさせるには勿体ない(かもしれない)メモを発見したので、こちらにも転記しておく次第。

本欄(違う)明朝(L)の登場時は、電算と言っても電子制御の文字盤式(光学式電算写植機)だったそうなので、当初の印字装置は高速で回転する文字円盤(時期etc違っているのかもしれません)だと思われます。
1960年代:光学式印字の電算写植機が登場
1972年?:このころの出力機は光学印字の模様。
1975年:本蘭細明朝体 登場
1970年代後半~:デジタルフォント化(当初は高精細ビットマップフォント)


なにぶん2005年ごろの乏しい知識で、どこからか仕入れたメモなので、信頼性は低め。まあしかし最近の自分は、こういったレベルの話すら忘却しつつあるので、まあ良いのではないかと思います。はい。

※このエントリは実際には1/29か1/30ごろに書かれました。
[PR]
by fezn | 2009-01-28 02:52 | Typeface

1月18日は「世田谷でみかけた書体」展トークイベント

さてさてこんばんは。鉄と亜鉛の時間です。(←謎)

いまの僕はヒマで良いハズなのになぜだか意外と忙しかったりする今日このごろ。なぜでせう?
……その謎解きは将来に回すとして、
そんな中でも今週火曜夜に「あ。ちょっと楽になった」と思ったため、下記リンク先に電話してみたりしたワケで。

生活工房|イベント情報・詳細|「世田谷でみかけた書体」展
http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/modules/events/event_detail.php?id=208


電話って何かと申しましたらば、下記のトークイベント。

> ■「世田谷でみかけた書体」展関連トークイベント
>
> 【日時】1/18(日) 15:00~17:00
> 【会場】キャロットタワー5F セミナールーム
> 【案内人】竹下直幸(書体デザイナー)
> 【申込】生活工房へ電話にてお申込ください
> 【人数】先着30名
> 【参加費】無料
> 【受付開始】12月20日(土)より電話にて受付開始
>


「こりゃあ満席かなー」と思ってcallしてみたところ、意想外にも「空席あり」だったので、「それじゃあ上京決行だわさ」と突然決めた鉄と亜鉛です。

その直前には、ちょうど間に合うぐらいの時間帯に武道の稽古が(電車で1時間以上離れてますが)開催されているようなので、延々たる距離を、道着を担いで参加することとしませう。
(それじゃあ展示をじっくり見るヒマが無いよーな気もしますが……)
「日帰り」も考えましたが、1/17[土]は、地元のほうの稽古は無し、ということのようなので、「じゃあ土曜日から行ったほうが楽かもね」とか思案。
……というわけで小生、1/17[土]&1/18[日]あたりは東京周辺をウロウロしている予定です。
なにせ「菌類のふしぎ展」が1/12マデだったことを忘れていたぐらいですので、いやはや粗忽。「1/17[土]に寄ればいいかー」とか考えていたぐらいですからー。
なので1/17[土]には何を見に行くべきか?と今になって一生懸命探している次第。まあいつも「artscape」の「展覧会スケジュール」を利用しています。はい。
■展覧会スケジュール
http://www.artscape.ne.jp/artscape/reference/exhibition/index.php

※2/23[金]追記。URL変更になった模様。
 → http://artscape.jp/exhibition/schedule/index.html
 → http://artscape.jp/exhibition/schedule/tokyo.html


「1/17[土]夜に誰か遊んでー」とここで書こうかと思ったのですが(←書いてるじゃん)いま、先日連絡先が判明した小学生時代の友人(十年ぐらい会ってない)にmailして返事待ちなので、まあなんとも言えないところです。はい。

まあとにかく、「1/18[日]の17:00~18:00ごろは、キャロットタワーに居ます」たぶんこれは確実なところでしょう。はい。
[PR]
by fezn | 2009-01-14 23:31 | Typeface

AdobeJapan1-6の文字列を追跡してみたりする気分。

(今日は若干ならず、blockblog用の文体モウド)

さてさて巡回を再開しつつある鉄と亜鉛。
フィードリーダに溜まってる10000件のエントリを消化していくことを想像すると寒気が……(いまだ充分な時間が確保できたわけじゃないけれど、合間の時間は読書とか読webじゃなくてプチ稽古に遣い始めたので一層文字勉強の時間が無くなってきている今日このごろ。)

昨年、現実逃避しながら作ったお遊びの資料が、しかし使えなくなるかもしれないような情報を見かけて焦燥。(いや、お遊びなんだけど)

新しいAdobeJapan1-6の規格表 - 生活日報
http://d.hatena.ne.jp/mashco/20080416/1208333662

2月にリリースされた新しいAdobeJapan1-6の規格表、単にレイアウトのフォーマットを変えたりしただけだと思っていたのに、グリフを差し替えているもよう。腹立つわー。変えるのはしょうがないけれど、変えたところをちゃんと明記して!

ちょうどUnicodeと解釈が違っていた部分だから、変えたのかもしれないけれど、いちからまた見直しかと思うとしょんぼりする。連休中にやろうかな。

http://www.adobe.com/devnet/font/pdfs/5078.Adobe-Japan1-6.pdf


あう。
というわけで趣味で(←謎)前バージョンをプリントして自分用メモを書き込んで自家資料を作ったりしていた鉄と亜鉛としては、さっそく以下のファイルをdownloadしてみた次第。

5078.Adobe-Japan1-6.pdf
http://www.adobe.com/devnet/font/pdfs/5078.Adobe-Japan1-6.pdf


220頁あった文書が60頁になってる。なんという圧縮具合。

追加・変更履歴は末尾にあるかなー、と見てみると、
p.60

>
> Since the June 11, 2004 Supplement 6 Version
> The glyphs for CIDs 740, 1879, 8270, 12068, and 13300 were corrected.
> KozMinPr6N-Regular (Kozuka Mincho Pr6N R) CIDFontVersion=6.002 is
> used to print the glyphs. The entire document was completely re-written.
>

《意訳》
2004年6月11日の、「追加6」を入れたときの版、からの変更は以下の通り。
以下のグリフを変更。
 740 全角〓 (※1)
 1879 牽 (※2)
 8270 全角〓 縦組用(※3)
 12068 半角〓
 13300 半角〓 縦組用
グリフの印刷には小塚明朝Pr6Nレギュラー(v6.002)を使用。
あと文書全体を完全に書き換えた。




※1……肉眼で見分けがつかない。以前にも改訂されているようだが、そのときの改訂も見分けがつかない。以下ゲタはすべて同じ。

※2……(書き間違い?)手書き時の6画目が2画に分離されていたので修正した模様。下記エントリで言及されていた「バグ修正」? 画数が違ってきてしまうからね。
(でもDynaFontでは「些細な字形差」と見なして変更していない模様。)

OpenTypeフォントの'nlck'タグについて詳しく書いてみる - Mac OS Xの文字コード問題に関するメモ
http://d.hatena.ne.jp/NAOI/20070313/1173779886
 (←まだ半分もワカらない。)

※3……縦組用グリフ、なんだったと思うけれど自信ない。英語ニガテ。
(その下には、「AJ1-7ではU-PRESS外字の追加分を追加したり、ARIB(電波産業会?)の文字を追加する」とか書いてある気がする。)

そういえば「牽」の字には思い出があって、この字を含む苗字の親しい友人がいたのだけれど昨今音信不通。うぅむ。
……ってそれはさておき、この他にもさりげなく変更してるのがあるのだろーか? もしそうなら大変。

KozMinProVI-RegularとKozMinPr6N-Regularの(jp04状態での)差分を検出するスクリプトか何かがあれば完璧なのかな? とかいろいろ夢想。

そういえば、前から思っていたのだけれど、直井氏の「Mac OS Xの文字コード問題に関するメモ(http://d.hatena.ne.jp/NAOI/)」の諸図版は、どうやって作っているのだろう?

InDesignに枠を作って、CID指定でスクリプトで流し込み?

(PAGE2008でスタッフの方に聞いた限り)EDICOLORは最新のver9でも「文字枠一括でフィーチャータグ適用」が出来ないようなので、こういった用途には使えないよなぁ、と。
たとえば古典の出版をDTP化したかったら、最新のInDesignでないとキツいのかなぁ。

(↑かなり脱線しました。)


ところで 'nlck' タグ、って何の略だろうかと考えていた小生、昨年その「お遊びの資料」を作っていたときに気づいたのは:

→→NLCKは「NLC」+「K」?
→→NLCはAdobe TechNote#5087 (旧版152ページ、新版5ページ)によると National Language Council [of Japan]
→→って国語審議会?
→→K は kanji もしくは kanji glyphs っぽい。

「国語審議会漢字」?



ちなみに、「お遊びの資料」の顛末は以下のURL群に。(顛末というか羅列というか。)

adobeの資料。AJ1-6の。 - FeZn/FireWork/inVox
Adobe-Japan1-6資料 - FeZn/FireWork/inVox
AJ1-6内容勉強 - FeZn/FireWork/inVox
グリフ主義そして疑問 - FeZn/FireWork/inVox
様々な漢字集合を併呑する - FeZn/FireWork/inVox
AJ1-6全文字 - FeZn/FireWork/inVox


……この資料を作っていたら、横から「君はどこの世界に旅立とうとしているのか」と聞かれた。

うーん。

↓いちおう、これが答えかなぁ?


> まあ、仕事で直接役に立つ可能性は5%ぐらい?
>
> ただしそれはトラブル対処になりそうなので、やはり有意義なのだろう。たぶん。




追記。
上記記事からのリンク先、http://partners.adobe.com/public/developer/opentype/index_tag7.html#nlck
にも書いてありますね。
Tag: 'nlck'

Friendly name: NLC Kanji Forms

Registered by: Adobe Systems Inc.

Function: The National Language Council (NLC) of Japan has defined new glyph shapes for a number of JIS characters. The 'nlck' feature is used to access those glyphs.





(2008.04.21.追記)
ところで、自分の記述ながらも「jp04で」の意味がわかりませぬ。なんでこう書いたのだか?



(2008.08.22.追記)
↑についてはコメント欄で(ほぼ)解決。

works014 at 2008-04-22 09:57
KozMinProVI-Regularにjp04を設定した場合と
標準で04対応のPr6Nとの差分と読みましたが……


FeZnいらえていわく

FeZn at 2008-04-22 23:47
……たしかに意味は通る気がします。
が、なによりも、そんな高尚なことを考えていた記憶がないのです……。
はて。最近記憶が飛ぶことが多いので……(←マテ)





(同じく2008.08.22.追記)

この問題については、NAOIさんの新エントリ(といっても6月の)で詳細が記述されています。
2008年版のAdobe-Japan1-6で変更された点 - Mac OS Xの文字コード問題に関するメモ
http://d.hatena.ne.jp/NAOI/20080619/1213868085


というか吃驚なのは

変わったとは書かれていないのに変わっているのが、U+0165 LATIN SMALL LETTER T WITH CARONに対応する4つのグリフ


ゲタについては2002以降の修正はやはり差異がワカりませぬ。
ちなみに小さくて細いゲタはやっぱり好きではないです。単純に「(カツジの物理的実体の継承として)間違っている」と思いますゆえに。(モトヤシーダは良い書体だと思うけれどゲタが小さくて細い……)




(2010.09.18.追記)

Voxで書いたエントリ「グリフ主義そして疑問」(http://fezn.vox.com/library/post/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E7%96%91%E5%95%8F.html)ですが、
そのVoxが閉鎖してしまいますゆえに、exblogに記事の引っ越しをしておきました。
http://fezn.exblog.jp/14033266/
[PR]
by fezn | 2008-04-18 01:17 | Typeface

「もじもじカフェ第11回『中華書体事情』」レポート(予告編)

さて、無事に首都から帰宅したもののバタンキュウだったりする今日でして、
昨今連続掲載中のレポート・シリーズが残っています。
残りは「2007年9月15日の報告」とか「2007年12月30日の報告」とか。うぅむ。「2008年02月01日」の報告はそのあとにしますが、速報的なものの第二弾(第一弾?)

鉄亜鉛の人がかつて書いたものが、今回の「もじもじカフェ第11回『中華書体事情』」で解消したりしています。

→URL…… http://www.moji.gr.jp/cafe/themes/011/

その代表例は:
当時の懇親(←じゃなくて渾身)のエントリ、
FeZn/Bookmark : 漢字の母国の明朝体と、その神話性についての空想。
http://fezn.exblog.jp/2204525/


そして当日、渾身会(←じゃなくて懇親会)で、ちらと話題にした「華康超黒体と華康超極太ゴシックの違い」については、下記で掲載していたものです。
FeZn/Bookmark : こまかく尖った
http://fezn.exblog.jp/1980358/



……という、半ば私信のごときもの。
そしてこれらのエントリの続編にあたるものを書くぞーという自分あての宣言であったりもします。

(だいたい、それが実行に移される確率は半分ぐらい……)
[PR]
by fezn | 2008-02-04 23:32 | Typeface


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


by fezn

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

最新の記事

そろそろBlog再開しますかね
at 2015-01-31 04:32
ようこそFeZn/Bookm..
at 2014-12-31 23:59
スクープ! QWERTY俗説..
at 2013-06-20 01:56
更新してなかった月日に関する諸々
at 2013-06-16 13:24
「文字とコンピュータ」第一回..
at 2011-10-20 15:28
なんとなく作業用メモ……その..
at 2011-07-27 19:35
私家版・「様々な訓読み」(2..
at 2011-07-25 05:43
常用漢字表・付表=熟字訓(2..
at 2011-07-25 04:14
可動SPICA募集中(亮月製..
at 2010-10-08 20:56
(記事移転)「和文フォントの..
at 2010-09-18 21:22
(記事移転)先にアリガトウと..
at 2010-09-18 21:06
(記事移転)Excel で重..
at 2010-09-18 21:01
(記事移転)【memo】DT..
at 2010-09-18 20:57
(記事移転)『「成り立ち」「..
at 2010-09-18 20:47
(記事移転)グリフ主義そして疑問
at 2010-09-18 20:30

カテゴリ

全体
Bookmark
Typeface
DTP
EDICOLOR
Script
Source
Stationary
Wandering
Books
TIBF
未分類

検索

ライフログ


古代史の謎は「海路」で解ける (PHP新書)


[図解]偏差値41から東大に合格した人の「記憶術」「読書術」「時間術」


[図解]武士道 逆境に負けない不屈の精神、何事にも動じない心を鍛える


[証言録]海軍反省会 7


文字の組み方―組版/見てわかる新常識


文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで


欧文組版 組版の基礎とマナー (タイポグラフィの基本BOOK)


日本語組版の考え方


文字をつくる―9人の書体デザイナー


欧文書体 2 定番書体と演出法 (タイポグラフィの基本BOOK)


欧文書体―その背景と使い方


シーリングワックスの本―基本の使い方からアレンジ法まで


文字のデザイン・書体のフシギ 神戸芸術工科大学レクチャーブックス…2


アイデアのつくり方


印刷史/タイポグラフィの視軸―府川充男電子聚珍版


フォントブック[和文基本書体編] (+DESIGNING) (+DESIGNING)


「印刷雑誌」とその時代―実況・印刷の近現代史

最新のトラックバック

私家版・「様々な訓読み」..
from FeZn/Bookmark
[文字][event]2..
from FeZn/Journal
イラレ9やインデザ2の、..
from FeZn/Bookmark
「アドビのアプリがなにや..
from FeZn/Bookmark
竹村真一『明朝体の歴史』..
from FeZn/Bookmark
写研書体と機械についての..
from FeZn/Bookmark

以前の記事

2015年 01月
2014年 12月
2013年 06月
2011年 10月
2011年 07月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 07月
2007年 04月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月

Anchor

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧