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(記事移転)『「成り立ち」「書き順」漢字書き方練習帳』

※2007/12/11 に、FeZn/Firework/inVox に掲載した記事。Vox閉鎖につき転載。

『「成り立ち」「書き順」漢字書き方練習帳』写真1,2,3 三つのエントリから写真7枚。


予想より面白い。
書き方練習に使わなくとも、読むだけでも愉しい。

篆書とか隷書とか、歴史的経緯を辿れる。
で、手を使って体験できる。


但し導入部で「行書……楷書を崩した形」とあるのはNGでは?
テーマは漢字だし。
(平仮名の「いわゆる楷書」「いわゆる行書」ならあてはまら……ない、か。)

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成り立ちを知れば、
形態の秘密も
筆順の必然性も

見えてくる。


しかしそうすると確に、いわゆる旧字の素敵さに目がゆく。


※なお本書は「書く」ことの本なので、印刷字形の話は出て来ない。

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by fezn | 2010-09-18 20:47 | Books

2010/1/30第4回WS:文字―言語生活のなかの文字―/第1回研究会

さてさて。なんと、この2010年も残すところ11ヶ月と半分ぐらいになりました。(←それは前のエントリでも書いたってば)
おはようございます。鉄と亜鉛です。(FeZnの読みは「てつとあえん」でなくて「ふぇずん」で良いのです本当は)の複数のサイトのどれかでもレポートしてたりしてなかったりしましたが、立川の国立国語研究所とか、京都の花園大学で開催されたりしている「ワークショップ:文字」のシリーズが、ついに第4回を迎えようとしています。

今回からは告知サイトが「文字研究会」の特設サイト内になりました。
■第4回ワークショップ:文字―言語生活のなかの文字―/第1回研究会
https://sites.google.com/site/mojiken/activities/dai-4kai-wakushoppu--dai-1kai-kenkyuu-kai

これ、 Google Sites のサービスを使ってるんですよね。僕も実はひとつサイトを構築しかけて、途中で挫折したりしています。
……って、そんな話はどうでもいいですが。


日時 2010年1月30日(土)
場所 国立国語研究所 多目的室
入場無料
参加の事前登録などはありません。直接会場へお越しください。
プログラム

13:00-13:10 趣旨説明
13:10-13:50 當山日出夫「言語生活の視点からの文字-景観文字研究の課題-」
13:50-14:30 鑓水兼貴「「略字・俗字」使用における場面差・属性差」
14:30-14:40 休憩
14:40-15:20 岡墻裕剛「『文字のしるべ』に見る明治期の外国人の漢字使用」
15:20-16:00 杉山元康「『活字離れ』論の実態と、私たちの触れている『カツジ』」
16:00-16:40 小形克宏「言語生活から見た絵文字のUnicode提案」
16:40-16:50 休憩
16:50-17:30 全体討論


……唐突に話は変わるのですが、武道のほうの稽古(今週火曜=1/12)の最後の講話のところで、「人と人のつながりというのは、思いもかけないものを生み出す。即物的でないにせよ、きっと役に立つ紐帯が生まれるから、いろいろな人とつながりを作っていくと良いことがありますよ。(それは学科教本に書かれている内容とも通じますし)」というようなことを喋りました。

で、なんかまぁ、上記のイベントにて、僕も喋ることになってしまっておりまして。
なんでだったかなぁ? なんで? 記憶が曖昧です。
最初は「前座で10分ぐらい」だと思っていたんですが、結構長く時間があるようで、現在他の案件を片付けながら、発表の準備をしております。

※ちょろっと5分程度or未満、ってぇのは、名古屋で開催される「DTPの勉強部屋」での「プチセッション」が該当します。2010/2/13[土]の第16回にて、ちょろっと喋ると思います。多分。
http://study-room.info/dtp/index.php?ID=59

本題に戻ります。
Twitterとかで「真打ちの方の発表の配布資料を予習する時間だと思ってください。いやもちろん本気でやりますが」と述べたとおり、……こういう種類の発表をしたことが無いので、いささかならず焦ったりしています。
これが武道の方面なら、衆人環視でカンペなし2時間独演会とか余裕でこなす自信があります。もっとも、スーツとかでは無理かもしれません。道着で。木刀とか携えて。……あ。良いかもしれませんね。スライドを指さす為に指示棒やレーザーポインタではなくて木刀を使うトカ。(←いや駄目でしょう)

けれど「ビジュアルだ!」「発表は論文よりはライブだ!」なる箴言をいただきましたゆえに、やっぱり訓話・口伝の引用・実演などを取り混ぜる武道のほうの場合と同様にするため道着&木刀で……は無いにしても、初っ端は武道の話から行きます。たぶん。マジで。
モチロンこれは話のマクラってやつです。ウォーミングアップとしてご寛恕いただければ幸い。いちおう今作ってるプロットの中では、武道と身体論から文字に繋がる予定になってるんですよ。いやホントに。……ちょびっとですが。

マクラは全体としては自己紹介から。自分の名前で出した本があるわけでもない小生としては、バックグラウンドを説明するギムってぇやつがあると思いますゆえに。
で、そのバックグラウンドの紹介の一環として、まずは仕事、それから武道。そして編集尺。なにぶん最初に話が来たときは「編集尺の制作裏話でもいいから」ということでしたし。……裏話で10分持たせるのはキツいなぁ。いや脱線しても良いならアリですが、いちおう今回のテーマは「言語生活のなかの文字」であって「編集実践講座」とか「ライフハックで今日からカイゼン(古っ)」ではありませんし。

聴衆の前で喋る時には、所与の時間の長短に関わらず「テーマは一つに絞るべし」という極意があるそうです。まぁ僕自身の経験(対象人数は上限数十名程度しか無いですが)からしても、その通りかなぁと思います。話の名人ならなんとかできるでしょうし、僕自身も「複数に見えた話題を一個に集束(収束)させる」のが好きなのですが。
で、その鉄則を半分破って、マクラの後にメインの話題が二つ来ます。
とは言え(今こたえを書いてしまいましたが)実際にはその二つの話が最終的にくるくると結びついて着陸する、予定。

一つ目は、FeZn/Bookmarkでチラホラ書いていたネタを煮詰めて、そこに新ネタ(秘かに進めていた情報)をプラスしてお送りします。
二つ目は、数年前から「いつか書く」と言い続けてるうちにBlockBlogのサービスが終了してしまったりしている古いネタです。未来的なことを想定していたのですが、時代が追いついてきてしまいました。(予見していたというよりは、僕のビジョンが確立できなかったワケで、現実の変化を目撃してようやくコトバにできつつある、と言えます)……また、「いつか書こう」と思っているといつまで経っても書けないという状況が続いていますので、これを機に纏めてしまおうと画策。
本当は後者だけで濃いモノができるのでしょうけれど、それに必要な調査とかは、僕の現在の立場・状況では不可能なので、空理空論になりがちです。その分、検証データの出ている一つ目をプラスして融合させておこう、と思う次第。

「空理空論おおいに結構」ともアドバイスいただいたので、かなりドドーンと無茶なこと言い出すかもしれません。いやセーブしますが。(もっとも無茶なことを言ったところで何かが変わるわけでもありませんが……それでも僕なりの、「提案」らしきものを含む内容になる、予定です)

まだ図版類も足りないので、HDD内から捜索したり作成したりせねばなりません。一番面倒な図はスルーしても良いんですが……。

とりあえずは眼前の仕事を片付けたりせねばなりません。武道のほうの強行軍スケジュールはとりあえず必要なさそうで、ちょうど時間が空いていますし。
(と、いま書いていて気づきましたが、昇段審査を受けないのかと言われてるんでした。あああ。今の体力じゃ無理だからトレーニング強化しないと。)

……というわけで(乱文乱雑意味不明でしたが)2010年01月30日(土曜)は、皆様お誘い合わせの上、国立国語研究所にお越し下さいませ。



(同内容で微調整したエントリが http://d.hatena.ne.jp/FeZn/20100114/ にあります。そちらにはPAGEやもじもじカフェの話題も追記しました。)
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by fezn | 2010-01-14 13:00 | Books

竹村真一『明朝体の歴史』感想(その1)

さて、昨年末から竹村真一『明朝体の歴史』(思文閣出版、昭和61年7月刊)を読んでいます。いろいろな本と並行しつつ。

印刷そのものの歴史、書そのものの歴史から入っていってます。
でも、「我々が目にするようになった、この明朝体というモノ」について語るには、そこまで遡って語らねばならんのですね。

現時点、読破率は……まだ4分の1ぐらい。

ほかにも読むべき本とか諸々あったりする件とか、はい、いろいろありますが。
あと、先週(の、1/14[水])ぐらいになってようやく脳味噌が整理ついてきて、「あ。あの案件どうしよう」と気づいたりしたこととか、諸々ありまして。
なんだかなぁ、と思う次第です。(いや、自分に対して。)

脳と身体の大波小波のうち、細かい波は自分にとっても認識しやすいですが、大きな波ってのは存外認識しづらいもので、最近になってようやく「あー。これまで僕ぁ疲れてたのね」と気づいたりしまして。


……あれ?

…………なんか先週、この話は既に書いたような気がしてきました。(←ぜんぜん脳味噌恢復してないじゃん。)



さて、明朝体の歴史に関する各種記述について。

以前から、webやら紙の本やらで、明朝体の歴史に関しては相矛盾する……と言えそうな言説がアチコチにあることを感じています。
僕が仕事として編集したうちの初期の本では、コラムの中でこんなことが書いてあります。(直接書いたのは別の人だが、文章は若干いじった。今回は直接の引用ではなく一種の“記憶スケッチ”)
いわく、「明朝体は元々、中国の僧侶が、平らな筆で書いた」
一方、僕自身の「FeZn/Bookmark(http://fezn.exblog.jp)」におけるエントリでも言及したと思うけれども、こんな意見だってある。
「明朝体はヨーロッパ人が作った書体だからか、中国人は明朝体が嫌い」
http://fezn.exblog.jp/2204525/

この矛盾。
いや、これらは実のところ、厳密に各意見の本体を確認していくと、それらの示すところは実は矛盾なく一体としてまとめることができる。……ということを、最近ようやく自分の中でまとまりがついてきた気がします。
まあそれについては孫先生の論文やら講演(……僕もレポート書かなきゃなあ)を参照していただくことにして、『明朝体の歴史』の読書感想文は……また後日に続くのでした。たぶん。

(ほかにもせねばならんことは山積みなんですが、まあ、手近なところor目の前にあるものから片づけていくということで……)
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by fezn | 2009-01-20 23:28 | Books

〈私家版〉出版関連、非デジタルの情報源のリスト

(表示上の日付は1/13[火]付けに設定しますが、実際には1/15(日付変わって1/16)にuploadしています。下書きを書いた日ってことで。)

[memo]新文化、出版月報など_ver5 - Vox
http://fezn.vox.com/library/post/memo%E6%96%B0%E6%96%87%E5%8C%96%E5%87%BA%E7%89%88%E6%9C%88%E5%A0%B1%E3%81%AA%E3%81%A9_ver5-1.html

……に、既に掲載しているものですが、こちらに転載。


昨今、web上で情報伝達手段が発達して、「紙の出版物で商売している」ハズの自分も、ついつい「情報はなんでも無償でweb上に転がってるぜよ」とか無意識的に思ってしまったりするワケです。
しかしながら、やはり旧態依然……というわけではないにせよ「紙でないと手に入らない」「有償でないと手に入らない」あるいは「紙で読んだほうが把握しやすい」ものとかは、やはり有るワケです。
……で、出版業界関連の情報源の中で、紙の情報源(基本的に有償)をまとめてみた次第です。

これらの媒体の発行者(社)は、web方面にもっと進出しても良いんじゃないかなぁと考えている今日このごろです。いや、「無償で情報を出せ!」っていうわけではなく、下記リストの中でも一部のサイトが既に実践しているように、見本がweb上で(flashとかで)読めるようになっている、とか……です。

※このリストは……2008年07月ごろ作成。→2008年11月「編集会議、文化通信、各社URL追加」


◆新文化
■新文化
・各号(バックナンバー)600円
・半年間 紙のみ 14,400円
・半年間 デジタル16,500円(紙とセット)
・1年間 紙のみ 28,800円
・1年間 デジタル33,000円(紙とセット)
http://www.shinbunka.co.jp/koudokulog.htm
・縮刷版15,750円(直売)
http://www.shinbunka.co.jp/publishlog.htm
・縮刷版18,000(Fujisan.co.jp)
http://www.fujisan.co.jp/Product/12800777/

 ※デジタルサービスは、法人の場合は別料金。

◆文化通信社
■文化通信(週刊)
・各号(バックナンバー)600円
・1か月 3,600円(半年前納)
http://www.bunkanews.jp/
■オンライン版
・月額2,000円(申し込みは最低半年から)
・半年 12,000円
・年額 22,000円
※紙verの購読者は半額、月額1,000円
ただし「特別価格=年間割引なし」
・半年  6,000円
・年額 12,000円
http://www.bunkanews.jp/info/?id=payregist


◆出版科学研究所
★フルコース
※付:年報×1、講演録×2、都道府県雑誌配送量×1
・年間44,100円(送料無料)
■出版月報
・各号 1,890円
・年間21,000円(送料無料)
■ニュースの索引
・各号 1,260円
・年間13,650円(送料無料)
http://www.ajpea.or.jp/formmail/subscription-intro.html
■出版年報
・1冊 12,000円


◆印刷学会出版部
■印刷雑誌
・各号 1,400円
・年間17,640円(送料無料)
http://www.fujisan.co.jp/Product/145/


◆社団法人 日本印刷技術協会(JAGAT)
■プリンターズサークル
・年間 会員17,640円(税、送料込)
・年間 一般20,160円(税、送料込)
http://www.jagat.or.jp/books/PCsale/contents5/index.html
http://www.fujisan.co.jp/Product/1281680484



◆美術出版社
■デザインの現場(隔月)
・各号 1,800円
・年間 9,900円(送料無料)
・2年18,000円(〃)
・3年24,300円(〃)
http://www.bijutsu.co.jp/dezagen/
http://www.fujisan.co.jp/Product/1770


◆誠文堂新光社
■アイデア (隔月)
・各号 2,970円
・年間18,950円(送料無料)
http://www.seibundo-shinkosha.net
http://www.fujisan.co.jp/Product/19


◆宣伝会議
■編集会議(月刊)
・各号 880円
・年間10,560円(送料無料)
http://www.henshukaigi.com/

◆日経BP社
■日経デザイン
・各号 2100円
http://nd.nikkeibp.co.jp/nd/archive/
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by fezn | 2009-01-13 23:52 | Books

萩原朔太郎『猫町 + 心象写真』/仮名遣いに少々気落ちしつつも、リュウミンのKOに拍手。

本題に入る前にお知らせ。今年前半の企画は何にしようかなー、と思っているところに、2本発生。(昨年は「編集尺の開発」でした。)
  1. 来週。出張のついでに、PAGE2007(http://www.jagat.or.jp/page/2007/index.htm)を見学に行きます。たぶん2/8に。ひょっとしたら2/7の午前中にも出没するかもしれませんが、そこは未定。ポケットに編集尺を忍ばせた、偽眼鏡の怪しい男を見ても通報しないでください。……で、2/8の夜にEDICOLORの秘密結社(かなり違う)の集会(微妙に違う)があるそうなので混ぜていただく方向で。まだ(現時点)一度も投稿したことが無いのですがー。
  2. あと、知人のツテで、面白いアイテムが手に入るかもしれません。待望の待望の。詳細は未定なので秘密。ただ問題は、「一式」だと「場所が無い」のですよね。そのほうがイイのですが……。



さて、本の話の続き。2006年10月にKKベストセラーズから発売された、萩原朔太郎の本も買いました。写真とか活字とかの理由もありまして……。
『猫町 + 心象写真』(萩原朔太郎)
http://www.kk-bestsellers.com/cgi-bin/detail.cgi?isbn=4-584-18966-8

「心象」は「いめーじ」と読む模様。萩原朔太郎の「猫町」に、猫の写真を組み合わせて作った本。
朔太郎ファンを自称しつつ、ぜんぜん読んだことのない言語道断読書者FeZnとしては、複数の理由で購入した次第です。

  • 朔太郎ファン(にわか)
  • 写真と活字(←広義の。)の融合は?
  • 本文書体、リュウミンのKO

『十字路のあるところ』(吉田篤弘 + 坂本真典)も、文章と写真の本。買いましたが未読。吉田氏はクラフト・エヴィング商會の方。そちらの本で、坂本氏のフォトグラフに脳髄をガツーンとやられてしまったので、この本にも手を出した次第。

漢字書体はリュウミンのR? ときどきB?
とりあえず、和字がKLやKSでなくKOなのは理解。
なるほど、「そういう感じ」を出したいのですな。
それは正解だと思います。

……でも、それだったら旧字旧かな(正字正かな遣い)で組んで欲しいですよ! 我々(誰だ?)としては!!!

……まあ、市場規模とか、諸々で考えたのだと思います。
が、“旧かな遣い”版も出して欲しいのですよね。我々(誰だ?)としては。

きっと買いますよ。そのほうが。(一部の人が。)

写真ページの文章については、活版っぽくエフェクトかかってるほうがステキなんじゃないかと思う真性系活字中毒者。


しかし、僕の言うところの“電紙”の時代になったら、きっと、切り替えられるようになるのでしょうね。旧かな/新かな で。
あ。それだったらKLとKOの違いも見たいですねー。

ときに、ページにより詰め具合が違って見えたのですが、定規で測って見てもイマイチ理由が分かりませんでした。
はてさて。どの組版ソフトを使って組んでいるのでしょうか。
(クラフト・エヴィング商會の最近の本はInDesignで作ってあるっぽいです。)


さて正字略字論(というかその周辺)については、最近の Windows Vista とか、モリサワの新フォントとかと絡めて、考えていることがあるのですが、若干情報のインプットが欠乏していたので情報不足です。もう少し集めてから、ですね。(と言ってるうちに、きっとまた忙しくなってしまうのでせう。)
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by fezn | 2007-02-03 23:57 | Books

年末の読書と、昭和的映像体験を巡るあれこれ。

過去ログ発掘でないエントリは何ヶ月ぶりやら。ご無沙汰していますFeZnです。なんだかとってもアケマシテ。それにつけてもアケマシテ。

先日『ヘルベチカの本』を読了。『印刷史/タイポグラフィの視軸』はまだ積ン読中にて候。
鞄の中には白川静の『漢字百話』が入っていまして、電車に乗ってるときは読んでます。が、なかなか進まず。電車に乗るときも少ないですし。

Newtonの1月号の猟師コンピュータ(←かなり誤字)の話は数度目の読み返しを大掃除後にして、漸く理解できたような気がする今日このごろ。で、掃除して仕舞い込んだら付録の2006年ハッブルphotoのカレンダーともども何処に入れたか分からなくなって、今日(1/2)に発見して壁に貼った次第。今年はカレンダー何枚になることでしょうか。
(参照:http://d.hatena.ne.jp/FeZn/20050611/p1
ちなみにASDFカレンダーは一枚もめくらずに現役ですが。(汗)

さて未読の本が予定以上に残っているのは木城ゆきとの「銃夢」を再読していたからでしょうかー。BOOKOFFでゲットした初版本でござるのこと。(一部しか無いケド)
いま手に入る「完全版」は、連載時のイェール編をカットして、現在連載中の「Last Order」編につながるようになっているので、元々のクライマックスは読めない次第。無かったことにされた歴史。巻き戻して始まる物語。というか「完全版」、フォローが無いからとんでもないところで終わってるのですが。(いや本気で焦ります、あの終わり方。テーマが変わっちゃうんじゃないですか? まあ巻末にLastOrderの予告が入ってるからいいんですかね。)
これ、キャメロンさんが映画化するとのことで。ディアスじゃなくてジェイムズ。
映画といえば尊敬すべき狂気によって殆ど独力で造られた30分弱の素敵映像体験「惑星大怪獣ネガドン」(獣は本当は旧字)を観ました。新聞とかの文字がアレコレ。
http://d.hatena.ne.jp/mashco/20051114/1131930105
モリサワだったか何だったか(鉄と亜鉛とリュウミンとヒラギノ・第二話は今年1本up予定)、しかし僕は文字はあんまりワカラヌです。で、むしろミニチュアの工夫に感嘆した次第。
むろんフルCGなのでミニチュアなど使っていないのは当然です、が、この映画ではミニチュアが有るのですよカントクの心の(魂の)中に!

たとえば戦車。妙にミニチュアくさいカットがあるかと思えば、戦車隊が行進するカットは極めて精密な「実写っぽい」映像に。これはおそらく「特撮ならばミニチュアを使うであろうシーン」と、「自衛隊の協力が得られたならば実物を使用可能であろうシーン」の撮り分けなのであろうと思います。
「宇宙船のミニチュアは○○センチ」とか裏設定(と言うべきか?)で決まっているハズです恐らく。格闘のシーンのビルディングは石膏製で150~180センチであるとか色々。まるっきり想像ですが、「特撮考証」(でしたっけ)なる仕事がクレジットされてましたね確か。なので「多分」。

まさかとは思いますが宇宙のシーンは「使ってある照明の種類」とか「1コマあたりの露光時間」とかも設定している可能性も……。

自衛隊の協力が得られるかどうかは脚本によるそうですので、もし主役メカと防衛省(庁ではない)が戦うような展開だったならば、きっとどのシーンの戦車もミニチュア的に撮っていたであろうと思う今日この頃です。戦車砲の射撃シーンは、反動による沈み具合とかから「よく出来たミニチュア」っぽくしてあるのだと思いましたが、車種とかワカラヌ僕にはそれ以上詳しいことは分からないのです。

難癖をつければ爆発が恰好良過ぎる(ラストとか、90年代以降のスタイルの風味?)と思うのですが、あれはきっと監督の魂のエクスプロージョン。
昭和百年の世界観は素敵。しかし残念ながら僕にはドリル愛は無いのでそこには感動できなかった次第。
冒頭、一直線に大気圏突入したりするところは突っ込むところではないのです。粘土っぽい地球なんだから!

年末に昭和初期の東京で伊東四朗がポワロな翻案ドラマ「赤富士鷹」(あかふじ・たかし)ってぇのを二本やっていました。探偵が古書店主って京極堂を想像しましたが、あちらの映画はカントクの映像原体験がモダンじゃないなぁと思ったり。(←脱線)
んんー。劇中のあの新聞、レーザープリンタで出してませんか?
例によって書体の区別は付きませんがなんかモダンな気がしますし(これは錯覚かも)、紙だってイマドキの60kgぐらいの中性紙のように見えますし、ハッキリクッキリetc.当時の輪転機で当時の紙に刷って、あんなふうに出るんでしょうかー。

とはいえ映画やドラマでオリジナルの新聞を入れるのは、書籍のそれ以上に面倒&高コストだったりするのでダメと言ってるわけじゃあないです。むしろ良くできてるのではないかと思います。
というか素敵に面白かったので、忙しくて観られなかった分は録画して1/1に観ていたり。
伊東四朗は良いなぁ。


ところで惑星大怪獣映画のチラシ(フライヤー?)は、「保管されていた古いポスター」の「折りジワ」が付いてるンですよ御確認あれ!


blockblog用のネタだなぁと思いながらup。
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by fezn | 2006-01-02 13:12 | Books

シャープなナンバー

(もともとは10月14日あたりに書いたエントリ、だった気がする。12月15日に公開モウドに。……日付は14のままだけどまあいいか。)

アレ何?大事典
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4095041714/ref=ase_exblog-22/249-4686022-0717136

↑amazonですが僕にお金は落ちません。


さて、『アレ何?大事典 』ってぇ本を以前購入したのですが、
まあ、なかなかに面白く。

でも項目名をダイナのクラフト系で組むのはどうなんでしょう。
字形、崩れてますし。
そして項目名の読みが、ところどころにしか入っていないのですが。
で、普通のゴシック体でルビなしで打ってあると、「口(くち)」と「ロ(ろ)」が殆ど区別できないので、
「オーバーフロー口」か「オーバーフローロ」か不明なところ。

いや、全体的には面白かったのです。
読んで損はないと思います。

でも「電話機の*マークの名前は?」というところで、

  1. スターが転倒している話をしない。(僕はこれが知りたい)
  2. #(ナンバー)を“普通に”「シャープ」としてしまって、次の話に行っている。

とか。

ちょっと前まで理解していなかった鉄と亜鉛ですが、#と♯は違うわけですよ角度とか。(異体字だと思ってた。)
#を楽譜の中に書き込んだら見分けが付きませんしね。

ま、電話の音声案内とかでも「シャープを押してください」とか言ってますし。
でも、服とかのサイズの「#2」を「しゃーぷ・に」と読むのは……(僕はこれはしたことない。)
「2号」とか「2番」、とかですかね普通は。

ナンバー、あるいはパウンドマーク。日本だと「井桁」。Number Sign その他。
このあたりは英語版のWikipaediaの記事がけっこう良かったと記憶。

番号記号 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%AA%E5%8F%B7%E8%A8%98%E5%8F%B7

Number sign - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Number_sign


ちなみに小生、よっぽどのことが無い限り、つまらない映画や本もツマラヌとは書かぬ方針なのですが、ちぃと気になった次第。
ことに、自分が普段気にしている「本への関わり方」とか、知りたかったことについて、ちょっとガッカリしましたのでー。


内容的には全く関係ありませんが、先日はナンバに関する本を読みました。『本当のナンバ 常歩(なみあし)』って本です。(剣道家向けらしく、最終的にあまり理解できなかった次第。)
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by fezn | 2005-12-14 00:29 | Books


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


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文字の組み方―組版/見てわかる新常識


文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで


欧文組版 組版の基礎とマナー (タイポグラフィの基本BOOK)


日本語組版の考え方


文字をつくる―9人の書体デザイナー


欧文書体 2 定番書体と演出法 (タイポグラフィの基本BOOK)


欧文書体―その背景と使い方


シーリングワックスの本―基本の使い方からアレンジ法まで


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アイデアのつくり方


印刷史/タイポグラフィの視軸―府川充男電子聚珍版


フォントブック[和文基本書体編] (+DESIGNING) (+DESIGNING)


「印刷雑誌」とその時代―実況・印刷の近現代史

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