ものさしが歪み、車輪が滑る日。

そろそろ日刊更新がつきそうな鉄と亜鉛のエントリ群。土曜日曜は「武道の稽古」「もじもじカフェ」「印刷博物館」とか巡ったりしました。いろいろな形に再会&初お目見えできて幸いでした。名刺代わりの「編集尺」は好評でこれもまた幸い。
これに関するエントリは次の次の次の次ぐらいに書く……予定、です。たぶん。
「もじもじカフェ」解散後の夜には funaki_naoto さんに、真空管のあるところに連れて行っていただいて、なんともなんとも。(これも後日書く、かも)
印刷博物館は企画展をやっていないときに行ったのは初めてなのですが、「総合展」モードのときには、企画展のときには隠されている(?)展示物がいろいろあるのだということを知りました。&今まで時間がなくてスルーしていたビデオ展示類をきっちり見ていたら数時間かかってしまったという次第。(5時間くらい……?)
というか今日は首都に雪が降り雪が積もりました。雨男のFeZnのせいかもしれませんねー。(いやいくらなんでもそれは。)



さてさて、今日の分のエントリの話題。
数週間前の話ですが、
Mac使いの人から「どうしましょう。PDFが1mm縮むんですが」と訊かれました。
「んなわけあるかいな」と笑顔で測る鉄と亜鉛。297mm。A4の長辺。OK。
しかしそれを返却すると、「やはり短い」となむ。
「んなわけあるかいな」と、ふたたび測る鉄と亜鉛。あれ。縮んでる!?

一度目は手元の定規(厳密に言うと「物差し」でないとダメなんだっけな)。
二度目は、渡された定規。

……定規が歪んでる!

[図版] (プラスチック定規と、金属製の定規を、重ねた状態の画像)
b0062477_125136.jpg

まあ、考えてみれば当然なのですよね。プラスチック製の。普通の定規。
日なた放置あるいはPC排熱部放置……でしょうか。それで歪んだのではないかと思われます。


最初に疑ったのは、膨張あるいは収縮ではなく「端が削れて短くなっているのでは?」という点。
定規の端から目盛りがついているタイプは、便利は便利なのですが、細密に測ろうとすると正しくない値が出ることがあるそうです。
(まあ、紙の上で1mm程度の精度を測ろうとする限りにおいては、たいした問題ではないのですが……。もっと細密な計測の世界では、ということらしいです。)
そういう人達のいわく:
「10mmのところから測って、数字を10、引けばいいから。」
はふぅ。


さてそんなことがあって数日後、
また別の人から「2mmズレてる」という話。
こちらは一層複雑で、
  • 「あるシリーズ。そのまた別冊を作っていて、本体に“投げこみ”にするので、天地左右数㎜ずつ、縮める必要がある」
    • 「最初に製作した2年前は、それに気づかずに最終段階まで行った」
    • 「最後の段階で、巻[1][2]は製版段階でover裁断、巻[3]は組版段階で縮める、という手を取った」
    • 「その2年前の組版データを流用して組み替えて作っている、今回の仕事。巻[2]由来と巻[3]由来のページが混在している」
    • 「そのため、ページによって違いが出ている」

  • さらに、測った物差しが歪んでいた。
  • ……しかし、正しい物差しで測っても、歪んでいる。


……という状態。
「おかしい、おかしい」
と首を捻りまくったあとに
「あ。プリンタの熱?」と気づきまして、
再度、両方を、同じプリンタで、続けて出してみました。
……解決。


つまり、比較していた2枚のプリントアウトは、同じプリンタながらも、出した時間帯が違ったのです。単に時間帯が違っただけでなく、
「その直前に何もしていなかった状態」と
「その直前に大量のプリントアウトをこなした後」とで、
どうやら紙送りローラーの駆動具合(あるいは、用紙の滑り具合?)が違っていた、というオチがつきました。



2008.02.04. 12:50 図版が抜けていたので追加
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by fezn | 2008-02-03 23:59 | DTP


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


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