ひらめきアクション、金属活字、ゲシュタルト崩壊突破

さてさて御無沙汰、鉄と亜鉛がお送りします。

【印刷解体Vol.3 LAST!】
会期は明日(10/16[月])マデだったと思いますが、小生すでに10/8[日]に強行軍で往復してしまいましたゆえ、今日(10/15[日])は一週間フルに働いた疲れをいやしておりました。

昨年はダヴィンチの手稿とか、超絶の水平線フォトグラフとか、カキツバタ(の絵)とかを観に回った強行軍。六本木ヒルズ森美術館が遅くまで開いていたので、そこを予定に組み込んだ次第。ただ今年は文字通りひらめきアクションで、あまりきっちり(いやゼンゼン)予定を組まなかったので、渋谷近辺をウロウロして終わったのでした。

しかしその渋谷にも「塩とたばこの博物館」が存在したことは、閉館時刻を過ぎたあとにウロウロしていた気づいた次第。ああああああ。
ロゴスギャラリーのほうが後まで開いているのですから、最低限ここは行っておくべきだったなぁと後悔しきり。

そのほかでは、家具屋さん(と言うとイメージ違いますが)とか、アメコミトイズのお店(たしか「ブリスター」となむ)とか。
このお店、英語ペラペラの店員さんが複数いたり(というか、お客に、本場から来ているとおぼしき団体さん。あるいは日本在住で本土文化に飢えているのでせうか)。
あと、じっとしてると何かのキャラの等身大フィギュアと見まごう店員さんとか。いや店の制服(シャツ)を着てるんですが。

で、本題に戻って、印刷解体。
今回はラストとなむいうことで、知人の分の名前を拾ったりしているうちにかなり時間がかかってしまいました。
しばらく活字面を睨んでいると、教科書どおりの感じのゲシュタルト崩壊。それぞれの鏡文字が線の集合として見えはじめ、文字としての統一性・意味を失ってしまうのです。
自分のアタマをコツコツと叩いてそれを追い出そうとしてもナカナカに難しく、
やむをえずいったん脱出、隣の文具専門店「DELFONICS」や、また隣の書店「LIBRO」に迷い込んだり。
そこで下見をしておいて、再度突入。
アタマを切り替えて活字を眺めているうちに、鏡文字のまま読めるようになってきます。そうすると(まあ、並び方をある程度覚えたせいでもあり)早いもので、サクサク拾えました。(ま、それでも時間はかかってますが。)

昨年はココロの余裕がなくて注意の範囲外であったところの、紙モノ。国債とか宣伝ビラのたぐいをgetしてきました。感動したのは戦時中とおぼしき温泉地のチラシ。
「銃後の健康増進に温泉旅行を!」(大意)

で、罫線数種(@300円)とか、木で彫り足した活字とか、樹脂凸版(図版1枚)とかもGET。
そういえば『+Desgning 01』でも「樹脂活版」という用語が出ていたりしましたが、ググってみると特定少数(しかしどれも僕としては信頼度高め)のヒット。これは某大手印刷会社で使われてる用語ってことでしょうか。


そして「ケイ切りは僕が買うんですよ!」となむ宣言したものの、現物触って置き場所とかをイロイロ考えた結果、あきらめました。言行不一致。m(_ _)m
でも……その代わりというかなんというか、アレを買ってしまいました。アレ。
手元に未だ届いてません。注文生産のアレ。

あはははははははははははははは。
(後日up予定。)

……帰り際にDELFONICSで「Moleskine Diary 2007」「ブックダーツ」etc.を購入。
あとLIBROでは『真性活字中毒者読本』(まだ持ってなかった)、西沢氏の写真集『Deep Inside』(これスゴい。)などゲット。ほか数冊には地元で容易に入手可能な本まで含まれているのはご愛敬。
で、冒頭に書いた経緯の後に帰途についたわけです。往路に読んでいた本も鞄の中にあったので、昨年ほどではないにせよ荷物は重くて大変でした。鉛が結構はいってますからー。

しかし今回、ひらめきアクションで行動しましたゆえに、事前告知ままならず。
誰かと落ち合ってワケワカラン事を語る機会とか、鞄に隠した名刺代わりの編集尺の出番とかも無かったり。(往還の車中で、紙面を計りながら読んだりしてるので個人的には使いまくりですが。)
そういえば半日滞留(対流かも)していましたので、ひどくマニアックな買い方をしていった方々をみかけたり。
多分デザイナーだろーなという風貌のメガネの方は、『銀河鉄道の夜』の「活版処」の見開き紙面の「活字組版」「紙型」「鉛版」のうちどれかを注文なさった模様。同様にデザイナーっぽい人は台座(名称忘れた(>_<))とかオンリー。既にカツジは揃えてらっしゃるのかしらん。
で、その中で一万円札数枚分の買い物をしたり、伝票に万年筆で筆記してからカーボン複写と気づいてボールペンで書き直したりしていた、ユニクロの黒Futuraを着たあからさまに怪しい男が僕なのでした。


さてさて、こっち(exblog)も書きたいこと蓄積してますなぁ。多忙なのは良くないです。BlockBlogみたいに「アレを書く前にコレも書かなきゃ!」という意味なき思いこみループに突入しないことを祈ります。(って自分のことか!)

【タイトル予告】
■けいさつワープロと行末禁則
■物理的な意味でカーニングを考えてみる
■大陸「の」平仮名
■アングルド・ボディ
■「ハンカク」をイマドキ事情の中で合理的に説明する
■PDF-X1/a

※本気で書くかどうかは未定。


そういえば日月堂さんのサイトで、アダナ復活という話が。
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by fezn | 2006-10-15 23:57 | Wandering


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


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