チョコレイト、シンファ、学生のための百科事典。そしてその中に見える中文組版の例。

大陸(あの倒産した出版社じゃないよ!)に出かけたり戻ってきたり、それ以降あんまり本調子ではなかったりする鉄と亜鉛です。こんばんは。

というか、それ以前の半年だか1年だかの超絶多忙期間のゆえにか、昨今はエンジンの回転数を落とすフェイズに入っているのです多分。

中国の文字体験系レポートとか書きたいですねぇ。とか考えたり。
今日のエントリも本来3回ぐらいに分けたいところ。まあ濃密といえば濃密。

詳細はまた後日(←多分書かない)に譲るとして、たとえばコンビニ(現代中国には日系企業も含めて、そこそこコンビニとかある模様。というか、あります。都市部には。)で買ったお菓子を一つ。
b0062477_15463.jpg

巧克力=チョコレート、です。ちゃかりー? カタカナではなく原語の発音と比べると面白かったりする次第。Googleはグーグォかグーガに近いゆえか谷歌(クーコーとかグゥガ、あたりらしい)と漢字名を掲げて反発を食らっているという話とかにもつながり。

Google、中国語ブランド「谷歌」を発表
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/13/news008.html


Googleの中国語名―谷歌
http://blogs.itmedia.co.jp/omowaku/2006/04/google_4a2e.html?ref=rssall


asahi.com:グーグル中国名「谷歌」に反対署名 「ダサい」と悪評
http://www.asahi.com/international/update/0503/002.html


ちなみに中身は食べてしまいました。




それから、新華書店(僕のテクストだとhttp://fezn.exblog.jp/2044728/とか)で数冊の書籍を購入してきました。雨が降ってきたり、ホテルに戻るためのタクシーが捕まらなかったりして往生しましたが。

新華書店は、いわば三省堂に近いでしょうか。プラスNHK(日本秘密結社では無いほうの。)的な位置づけで。大手書店でもあるし版元でもあるし、って意味に限定して言えば。関連して、検索してみたらこんなpageもありました。→http://panda-mag.net/keyword/sa/xinhuashudian.htm

店内での写真は、撮る気合いが無かったので有りませんが、5フロアぐらいあったりしてかなり大規模書店。だから一般的な書店の雰囲気というものはつかめませんが、いろいろな本を見ることができました。

土地柄か、若者向けのコーナーとかが充実していた模様。結構驚いたのは、中国の若者はラノベに親しんでいるわけですよ結構! たぶん!
ラノベというかライトノベルというか昨今小生は触れていないですが、1冊20元ぐらい(ある程度、幅はある)ですかね。数冊チェック。内容がわかったりはしないのですが表紙と読者層とか観察したり。イラストの頻度も日本のそれに近い模様。でも日本でいう文庫サイズではなくより大きく、簡易フランス装となむ言うような作り。てゆうか立体加工率高し。(なんていうんだっけ、アレ。)

15円換算で300円というところで安く思えますが、見学した取引先のところのひといわく、昼食が5元で済むということから勝手に計算して実質「1元100円」説をまず提唱しまして、それに基づくと2000円ぐらいになってしまいます。
この仮説は立て方自体がおかしいのですがそのへんは気にしないでください。まあ食べ物が安いという計算のほうが実態に近いのでしょうけれど、写真とかしっかり入ってる本は100元近かったり、数百元したりしました。大人向けは。

全体としては、簡易フランス装が多かったような気がします。僕が見て回るような本の中で、ですし時間も限られていましたが。
「中国の誇りとする大家の文学全集」というようなコーナー(たぶん)を見て回りましたが、中身をパラパラみたところ我々の呼ぶところの明朝体でござった。


で、学生向けは安くて良いものが多いのは中国も同じ。カラーイラストとか多用してても。(教育は国家百年の大計、ですしー。)
その中から一冊。『学生探索百科全書』
『書』って略しすぎじゃないですか先生。
b0062477_1545359.jpg

このシリーズたくさんあって、どれも面白そうで最高。初歩的な中文の知識があれば(無くても、かも)結構読めてしまう次第。オールカラーなのに20元を切る価格。300円でお釣りが来るので吃驚です。まあこれは大陸においても破格の値段なのかもしれません。
こういう本は言語を問わず大好きな僕としては購入してしまうわけです。で、一生懸命読みながらor適当にイラストだけを目でおいつつページをめくる悦楽。

中身から1枚。

b0062477_155368.jpg

ね。面白い。
何が面白いかと言えば知れたこと。

ほかの本とか、後日写真出したりしますけれど、中文組版の基本は、文頭全角二字下げなのです。カンマ・マルで組むのが基本とおぼしく、セミコロンとかもけっこう頻繁に出てきます。滞在中、カンマ・ピリ ルールの組版は見かけなかったと思います。
全体、現代の中文組版は日本語よりも強く欧文組版の影響下にあるように思います。このへん非常に面白そうなので誰か続きを書いてください。僕も数点画像出しますから。
カンマの位置についてはまたいろいろあり、「ホテルのテレビの映画の字幕でカンマがセンターにあったり、台湾とかでそう組むらしいと聞いたのですが」と人に問えば「政府の定めた基本はベースライン上ですね。(大いに意訳)」となむ。(まだこの情報はワンソース。マルチソース化して信頼性が高まる。)
でもテン・マルのテンが、よりによって最初の一つめにでているんですよねこの画像で。(というか、でているところを選んだ)


「電」の字はことごとく雨冠を略していることとか、言偏がやっぱり(とくに手で書くと)サンズイと類似してしまうとか、「化」の字の払いが突き抜けている点とかについての面白い話とかは僕自身が詳しくないので省略。




当分ネタ切れは無さそうですが、逆に消化不良のものがいっそう増えそうな鉄と亜鉛でした。
[PR]
by fezn | 2006-05-04 02:03 | Typeface


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


by fezn

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

最新の記事

そろそろBlog再開しますかね
at 2015-01-31 04:32
ようこそFeZn/Bookm..
at 2014-12-31 23:59
スクープ! QWERTY俗説..
at 2013-06-20 01:56
更新してなかった月日に関する諸々
at 2013-06-16 13:24
「文字とコンピュータ」第一回..
at 2011-10-20 15:28
なんとなく作業用メモ……その..
at 2011-07-27 19:35
私家版・「様々な訓読み」(2..
at 2011-07-25 05:43
常用漢字表・付表=熟字訓(2..
at 2011-07-25 04:14
可動SPICA募集中(亮月製..
at 2010-10-08 20:56
(記事移転)「和文フォントの..
at 2010-09-18 21:22
(記事移転)先にアリガトウと..
at 2010-09-18 21:06
(記事移転)Excel で重..
at 2010-09-18 21:01
(記事移転)【memo】DT..
at 2010-09-18 20:57
(記事移転)『「成り立ち」「..
at 2010-09-18 20:47
(記事移転)グリフ主義そして疑問
at 2010-09-18 20:30

カテゴリ

全体
Bookmark
Typeface
DTP
EDICOLOR
Script
Source
Stationary
Wandering
Books
TIBF
未分類

検索

ライフログ


古代史の謎は「海路」で解ける (PHP新書)


[図解]偏差値41から東大に合格した人の「記憶術」「読書術」「時間術」


[図解]武士道 逆境に負けない不屈の精神、何事にも動じない心を鍛える


[証言録]海軍反省会 7


文字の組み方―組版/見てわかる新常識


文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで


欧文組版 組版の基礎とマナー (タイポグラフィの基本BOOK)


日本語組版の考え方


文字をつくる―9人の書体デザイナー


欧文書体 2 定番書体と演出法 (タイポグラフィの基本BOOK)


欧文書体―その背景と使い方


シーリングワックスの本―基本の使い方からアレンジ法まで


文字のデザイン・書体のフシギ 神戸芸術工科大学レクチャーブックス…2


アイデアのつくり方


印刷史/タイポグラフィの視軸―府川充男電子聚珍版


フォントブック[和文基本書体編] (+DESIGNING) (+DESIGNING)


「印刷雑誌」とその時代―実況・印刷の近現代史

最新のトラックバック

私家版・「様々な訓読み」..
from FeZn/Bookmark
[文字][event]2..
from FeZn/Journal
イラレ9やインデザ2の、..
from FeZn/Bookmark
「アドビのアプリがなにや..
from FeZn/Bookmark
竹村真一『明朝体の歴史』..
from FeZn/Bookmark
写研書体と機械についての..
from FeZn/Bookmark

以前の記事

2015年 01月
2014年 12月
2013年 06月
2011年 10月
2011年 07月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 07月
2007年 04月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月

Anchor

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧