続・ShaKen in PDF(タイトル違う)

FeZnの文章は無駄に長いので、先回のエントリ「LHM in PDF」http://fezn.exblog.jp/2802804/とかにしてもコメント欄が膨張。

くわえて、ExciteBlogはRSSは全文配信なので本来を読みに来ない方がいるとマヅイなぁとなむ思ったり諸々で、コメント欄から換骨奪胎して新たなメモとして再構築。

★シャケンPDFを埋め込め計画:

 まず「ワークフローRIPってなんだっけ」とかつぶやきながら『DTPスーパーしくみ事典』を開く鉄と亜鉛。ワカるようなワカらぬような。そもそもDTPな人ではなく編集の人(数年目)ですので知識に偏りありすぎです。

「そーか、問題は途中ではなく紙になればいいんだー。フィルムなりプレートなりにするところがOKならいいのか」となむ思考したのですが、そうこうしているうちに入ってくる話が二転三転いたしまして。
 こちらからの納品物が「印刷できるPDFにしてくれ」とのこと。んんん、「InDesignのPDF書き出しは使っちゃだめ」だったハズなので、「PostScriptファイル書き出してDistiller通すにはやっぱりローカルにフォントないとダメなのでは?」
 →「やっぱり元のSingis持ちの印刷会社さんに投げるだな。うむ」
 となむつぶやいたり、その仕事の本来の担当と話したりしておりました。が。
 そこから新しく伝わってきた情報は、
「今回製作する分に、縮刷で入れる本は、Macで作ってある」そうです。
 なんだそりゃー! と小さく叫んだり。
 その版元さんの仕事は何系統もあるのですが、今回動かすほう(仮にAとします)は、前回の改訂で「Macでも行けるやろ」ということで写研組版をやめたとのことでした。
 ……じゃあ、なんでその仕事の話をするときに、別の商品(仮にBとします)の紙面PDFを寄越すかなぁ。
 (まあ色々と推察したりしますが)
 で、写研で組んだ本を縮刷で入れる仕事は、回ってくるかどうかは不明、となってしまいました。その時期が来たとしても、元の本のほうをその頃にはInDesignで組み直している、かもしれません(推測)。Bのほうが要求される組版のレベルが高いから、現行版も写研を使っているようです。(あるいは一気に全部組み直すコストを考えただけ?)


★本蘭明朝

 光学云々。石井ゴシック体とかが、文字盤から光線のタイプライタとして字を焼くときに、いろいろ不具合でないようにエッジの処理とかされているそうで。
 『逍遙 本明朝物語』でも、写植機に積んだ本明朝が、金属活字そのままを使ったら評判NGにて改刻したとのこと。ふむ。
 ベクターなLHMなど見たのははじめてなので、それを拡大してつらつらと、これは同様の理由なのかなぁとなむ考えてもみたのですが、写研の社史(という本があるらしいです)とかを参照したほうが良いのかなぁとも思います。

 モトヤアポロの音引きは、右に向かって「すぅぅ」と細くなっており、紙にプリントアウトしたときはOKですが、画面上で一定のサイズで使っているときは変に崩れて目眩がいたします。
 というのはメーラーやブラウザの表示フォントに指定したりしていたからですが。
※シーダ1、アポロ1は非商用に限ってフリーでダウンロード&使用可能なため、使わせていただいています。
 WindowsアプリのBold処理でも綺麗に見えるので、それだけでも使う価値はあるかと思います。
 そのあたり比較していると、MS明朝とか平成明朝は、低解像度のデバイスで、わりあいつぶれにくくできているように感じました。
 本蘭明朝をズームツールでのぞき込んでみると、リュウミンとかに感じたような、「平成明朝とかとは逆なつくり」っぽさをFeZnは感じる次第です。(ちょっと日本語意味不明ですね)
 さてしかし本蘭明朝体は電算の時代のフォントではないかというご指摘いただきまして。ふむ。調べ直してみたりしまして。

 検索してみた分ははてなブックマークで「本蘭明朝」を含むURLと、
 それから『DTPスーパーしくみ事典』、写研のタショニムフォント見本帳(1997)を開いてみたりします。

 「第二世代の写植機」とか「第一世代の電算写植機」とあるのは、光学式の印字装置を電算機で制御する仕組み、のようです。
 しくみ事典を見ると高速で回転する円盤に光をあてる素敵なギミックが載っていて思わずスキャンしたのですが、参考と称してupするわけにもいかないので(修業と称して仕事用のツールで書き直したりする時間もスキルも今は無し)また後日。

 で、しくみ事典の記述を中心にまとめると、
1960年:「光学式印字の電算写植機が登場」
1972年:(SAPTON 6812S)このころの出力機は光学印字の模様。
1975年:本蘭細明朝体 登場
1970年代後半:「デジタルフォント化が主流に」
1981年:CRT式電算写植機(SAPTORON APSμ5S)
1985年:ドットフォントと棒組でWYSIWYGに一歩近づいた編集機 SAZANNA SP313
 しかし、この本のモリサワの来歴のところは公式サイトと微妙にくいちがっているように読める(複雑な経緯があって、どちらが正しいというわけでもないのでしょうけれど)ので、これに関しても僕のごとき半可通が読むと怪我をしそうです。

 で、Webの情報を参照していましたらば、本蘭明朝は岩田母型の明朝体の系譜なわけですか? そうしますと起筆とかの処理(名称未詳)は結局のところ光学云々はあまり関係ないのか、とも思いました。
 手動機の見本帳……を探しまして、いまみつけました。本蘭明朝が載っているので、CRTを使った印字方式になってから開発されたにしても、文字盤を考えていないわけではないと思います。


(なんか日本語メタメタ。眠いのですみません。ちなみにこのエントリは5月26日に下書きして、6月2日にupしました。)
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by fezn | 2005-06-02 23:59 | DTP


メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。


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