リュウミンとヒラギノの哲学を垣間見る
(19日に下書きして20日&23日に加筆、公開モウドにしたエントリ)
昨今超多忙だったりした鉄と亜鉛。でもまあ多忙といっても死ぬほどではなく。
さてそうこうしていると、モリサワから冊子「文字は語る」(アンケートに答えるとプレゼント、と言っているアレ)が届いたりしまして。
それとは関係ないのですが、ふと思い立って永字八法。つまり一つの文字に書の宇宙。八種類の運筆がふくまれておりますゆえに、永の字が上手く書けたら一人前だかなんだか。
じっさいのところ、数日前にふとDTP World 4月号の附録だった「OpenTypeグリフ一覧表」をみていたらまたヒラギノの数ウェイト重ね表示が掲載されていて「ふむぅ」と思ったわけでして、
というわけでリュウミンのL、R、M、B、H、Uを重ねて表示。
OTF(OpenTypeフォント)搭載のWindowsマシンで作業。Adobe Illustratorで6ウェイト重ねて、面を白ヌキ&線を極細(単位は忘れました)で表示。(以前同様の画像を作ったことがあって、そのときはわざわざアウトライン化していたものの、よく考えたら必要ないと気づいた今日このごろ。まあ厳密には処理が違うわけですが)
で、こちらはヒラギノ明朝。
こちらは上述の見本を、600dpiでスキャンして不要部分をサイズとか解像度とか色々なモノを削って出来上がり。
なにが違うって、哲学が違うのですなぁ。
たぶん。
ヒラギノ派(いるのかそんなの)に言わせればこのスケーリング(? たぶんちがうコトバ)で充たされたファミリー構造が快適なのでせうし、いっぽうリュウミン派は「単純な太/細ではないウェイト間の相関関係」がリュウミン・ファミリーの真骨頂と言うのでしょう。
……そういうふうに語る人をみかけたことがないのですべて妄想ですが。
まあ、こうしてみてみると、書体ファミリーの位置づけが分かりますね。
そしてリュウミンUはなんだか仲間はずれ。浮いてます。急に太くなっている&線の位置が移動している、というべきでしょうか。Hとの間にもう一人(ヒトぢゃない)欲しいところです。
昨今超多忙だったりした鉄と亜鉛。でもまあ多忙といっても死ぬほどではなく。
さてそうこうしていると、モリサワから冊子「文字は語る」(アンケートに答えるとプレゼント、と言っているアレ)が届いたりしまして。
それとは関係ないのですが、ふと思い立って永字八法。つまり一つの文字に書の宇宙。八種類の運筆がふくまれておりますゆえに、永の字が上手く書けたら一人前だかなんだか。
じっさいのところ、数日前にふとDTP World 4月号の附録だった「OpenTypeグリフ一覧表」をみていたらまたヒラギノの数ウェイト重ね表示が掲載されていて「ふむぅ」と思ったわけでして、
というわけでリュウミンのL、R、M、B、H、Uを重ねて表示。
OTF(OpenTypeフォント)搭載のWindowsマシンで作業。Adobe Illustratorで6ウェイト重ねて、面を白ヌキ&線を極細(単位は忘れました)で表示。(以前同様の画像を作ったことがあって、そのときはわざわざアウトライン化していたものの、よく考えたら必要ないと気づいた今日このごろ。まあ厳密には処理が違うわけですが)
で、こちらはヒラギノ明朝。
こちらは上述の見本を、600dpiでスキャンして不要部分をサイズとか解像度とか色々なモノを削って出来上がり。
なにが違うって、哲学が違うのですなぁ。
たぶん。
ヒラギノ派(いるのかそんなの)に言わせればこのスケーリング(? たぶんちがうコトバ)で充たされたファミリー構造が快適なのでせうし、いっぽうリュウミン派は「単純な太/細ではないウェイト間の相関関係」がリュウミン・ファミリーの真骨頂と言うのでしょう。
……そういうふうに語る人をみかけたことがないのですべて妄想ですが。
まあ、こうしてみてみると、書体ファミリーの位置づけが分かりますね。
そしてリュウミンUはなんだか仲間はずれ。浮いてます。急に太くなっている&線の位置が移動している、というべきでしょうか。Hとの間にもう一人(ヒトぢゃない)欲しいところです。
by fezn
| 2005-04-23 23:44
| Typeface
メディアの海の片隅で、ぷかぷかと漂っているクラゲ。文字とか組版とか、勉強中。
by fezn
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